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2016年8月11日は新しく制定された祝日「山の日」でした。

上高地では皇太子殿下ご一家を招いての式典が行われ、全国各地の名山で様々な催しが行われたようです。

 今年から祝日となった「山の日」の11日、北アルプスの玄関口、上高地(長野県松本市)で「第1回『山の日』記念全国大会」の記念式典が開かれた。皇太子ご一家が出席、地元の子供たちが「『山と共に』未来への誓い」を宣言した。
 式典には山岳関係者や地元自治体の首長ら約400人が参加、大会実行委員会会長の菅谷昭・松本市長らが「山の日」の意義を説明した。皇太子ご一家はチェックのシャツ姿で出席。日本山岳会会員の皇太子さまは、1967年に天皇、皇后両陛下と上高地を訪れたことに触れ、「穂高連峰の雄大な景色に魅了され、そこから流れ出る梓川の清流に心を癒やされたことが、懐かしく思い出されます」と話した。また「『山の日』が明るく豊かな『山の未来』を創造する第一歩となることを願っています」と述べた。
 式典後、ご一家は上高地を散策し、河童(かっぱ)橋や明神池などを視察。展望ポイントでは雄大な穂高連峰をバックに、皇太子さま愛用のデジタルカメラで記念撮影する場面も。式典に参加した小学生に、愛子さまが「山は好きですか」などと声をかける場面もあった。

出典:上高地で「山の日」記念全国大会 皇太子ご一家が出席:朝日新聞デジタル

その影響で山登りを始める人も多く登山用品の販売が好調のようです。

 8月11日は「山の日」です。ことしから祝日になったのをきっかけに登山関連の商品を売り込もうと、専門店やコンビニなどが販売を強化しています。
 このうち、全国でアウトドアショップを展開する会社は「山の日」を前に、先月から全国の100店舗余りに登山関連の商品を集めた特設コーナーを設けています。
 コーナーでは暑い時期の登山に適した汗を吸収しやすいシャツや、けがをした場合に包帯として使うことができるバンダナが人気で、登山関連の商品の売り上げは伸びているということです。
 モンベル渋谷店の渡辺智之店長は「山の日をきっかけに登山に挑戦しようという人が多くなっている。しっかりとした装備で登山を楽しんでもらいたい」と話していました。

出典:「山の日」きっかけに登山関連商品の販売活発に | NHKニュース

私は10年近く山登りを趣味としてきたので、山の日は関係なく今年も夏休みを利用して夏山登山へ出掛けているのですが、初心者と思しき登山者のマナーが悪くて辟易とすることが多々ありました。

多くの人はインターネットや山岳雑誌等で勉強して山へ入っていると思うのですが、山のマナーについては「ごみは持ち帰る」「登山道以外は歩かない」「登り優先」等の初歩の初歩しか書いてない場合がほとんどです。だから、本人たちは純粋に知らないだけで、自分の行動が周りに迷惑になっているという自覚がないんだとは思います。

私にしても、実際に歩いていて「こういう人は危ないな」「感じ悪いな」と思ったり、山で知り合った人たちと話す中で少しずつ「こういうのは最低限のマナーだよね」と思うに至ったものなので、人によってはそんなことを気にすることはないとか、それはおかしいとか思うことがあるだろうと思いますが、とりあえず私が自ら経験して周囲の人と話して、これは守った方がみんな幸せに山を登れるだろうと思うことを挙げてみたいと思います。

前の歩行者との距離を十分空ける

特に体力に自信のある若い人に多いのですが、前を歩く人の後ろにぴったりついて歩く人がいます。これは本当に危ないのでやめてください。

特に下りの場合、浮石をけつまずいたり足を滑らせて尻餅をつくことって長く歩いているとざらにあるんですが、下り坂で石を蹴飛ばして落石させてしまうとびっくりするくらい遠くまで転がっていくし、人がこけた場合も予想以上に滑って数メートル単位で落ちることも普通にあります。それを知っている人間からすると、下っているときに真後ろで足音がするだけで恐怖だし、本当に不愉快です。

登りにしても後ろから追い立てられるプレッシャーは自分のペースを崩す大きな要因になります。やはり足を踏み外すことにもつながるし落石や滑落で後ろを歩いている本人が一番危険な目に遭うのです。

とにかくド素人は前の歩行者との距離を保つことにまったく意識を払わないのですが、十分に距離を空けることはぜひ心がけて欲しいです。登山には思いやりの精神が重要とはよく言われるのですが、相手の気持ちを考えたら前の人の後ろにぴったりつくなんて本来できないはずなんですよね。それができない人は山に入る資格がないと思います。

すれ違うときは立ち止まる

もちろん十分に整備された広い登山道で余裕をもってすれ違えるのならいいのですが、そういう場面はほとんどありません。多くの場合はぎりぎり二人が通れるくらいのところですれ違いが発生します。

そのような場面で何となく道の端に寄って「どうぞどうぞ」と言いながら突っ込んでくる人が結構います。本人は譲り合いの精神でいい気分になっているようなのですが、これも危険なので気を付けましょう。

人間は自分が思っている以上にまっすぐ歩けないものです。特に重い荷物を背負っていると体は自然と揺れるので、ぎりぎりのスペースですれ違うには一方が完全に立ち止まっていないと危ないのです。

基本的には登り優先なので下りの人が立ち止まって道を譲るようにしましょう。もちろん登りの人が明らかに小休止しているのであれば下りの人が突っ込んでも問題ありません。

登山道で立ち止まらない

もうこれは論外です。

数人のパーティが眺望のいい稜線などでお互いに写真を取り合っていて通るに通れないパターンが多いです。あとは道端の高山植物の写真を撮るのに夢中になって狭い登山道を占領している女性も多いです。休憩中に立ち話をしていて道を塞いでいることに気づかないシルバーも多いです。気を付けましょう。

追い抜くのは譲られたときだけ

最初のにも通じるのですが、とにかく追い抜きたがる人の多いこと多いこと。確かに山を歩く速度って個人差が大きくて、前の人が遅くてイラつくことは多々あるのですが、やはり後ろから煽って追い抜くのは危険極まりないのでやめましょう。

十分に距離を空けて歩いていても、静かな山中であれば後ろに人が歩いていることは気づきますし、その距離が変わらないということは後ろの人の方が歩くペースが早いことは理解できます。十分に経験がある登山者であれば、ある程度スペースがあるところまで来れば先に行かせてくれます。そうでなくても通常30分から1時間に一回くらいは休憩を取りますから、最悪それを待って抜かせてもらえばよいのです。

そんなに急いで歩いたところで誰も褒めてもくれないし、自己満足に過ぎません。他人を危険な目に遭わせてまで満足を得たいような自己中心的な人は山に入る資格はありません。

山頂標識のそばでは休憩しない

歩き方ではないのですが、これも非常に気になるところです。

ほとんどの名のある山であれば山頂に標識が建てられています。通常は山名と標高が刻んであるものです。ほぼすべての登山者は登頂するとその標識の写真を撮ります。複数人で登る場合はお互いに写真を撮り合うこともあるし、他の登頂者にシャッターを押してもらうこともあります。

ところが写真を撮った後も標識のそばに居座って景色を眺め始めたり、標識のわきに荷物を下ろして休憩し始める輩がいます。こういう人が出てくると後から来た人が写真を撮れなくなって大変に迷惑です。本人は離れているつもりだけどファインダーに余裕で入る位置にいる場合も多々あります。

山頂の標識はみんなの共有物ということを強く意識して、自分が写真を撮るとき以外は十分な距離を置いて休むようにしましょう。

とりあえず思いついたのは以上です。ほかに思い出したら追記するかもしれません。ぜひ上記のような点を心掛けてみんなが気持ちよく歩ける環境づくりを目指したいものです。

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