山の日の翌日、有給休暇を取って四連休にしたので、日帰りで谷川岳に行ってきました。百名山の中でも関東からは比較的行き易いところですが、今まで行く機会がなく、今回初登頂です。
お盆休み直前ということで関越自動車道も混雑していて、予定より30分ほど余計にかかりましたが、自宅から2時間30分ほどで、谷川岳ロープウェイ駐車場に到着しました。
無人の登山指導センターで登山カードを提出して出発です。
ちなみに山頂まで水場がないので必要があれば登山指導センター前の水場で汲んでいきましょう。私はよくわからなかったので、駐車場でペットボトルを購入してしまいました。
ほどなくして西黒尾根登山口に到着。いよいよ登山道に入ります。
しばらく樹林帯を行きますが、すぐに展望が開けるようになります。
ロープウェイで上がれる天神平。
水上の町の方。
馬蹄形の反対側、白毛門(しらがもん)。そういう名前の山があると知ってビックリした記憶があります。
登山口から1時間30分ほどでラクダの背に到着。このあたりから一ノ倉沢の岩肌がよく見えるはずでしたが、急にガスってきてよく見えませんでした。
ラクダの背を越えてからの全景。歩いてる間はあまり感じなかったのですが、見た目は迫力があります。
山頂が近づいてくると徐々にガスが晴れてきました。ラッキー。
稜線に出るとロープウェイで天神平から登ってきた登山客がぞろぞろ歩いていました。さすがに人気の山ですね。
谷川岳は双耳峰で山頂が二つあります。手前がトマの耳。
奥がオキの耳です。ガスも晴れて最高の展望が得られました。
新潟県側の眺望。平標山へ続く稜線。
さらに奥に進むと、富士浅間神社の奥宮があります。どういう由来かわかりませんが下山の無事を祈っておきました。
同じ道を下るのも面白くないので、帰りは楽をして天神尾根を下りました。肩の小屋でゆっくりしようと思っていたのですが、大変な登山客の量で座る場所も確保できず、バッジだけ買って先に進みました。
肩の小屋から1時間半ほどで天神平へ到着です。全体で5時間半ほどの行程でした。
ロープウェイで上がってきた観光客が大半で、別世界に迷い込んだようでした。
後はロープウェイで下ってお土産を買って帰りました。こんにゃくと甘酒を買ってみましたが、とても美味でした。特に甘酒は何気なく買ったのですがさっぱりしていて飲みやすく、ぜひおすすめしたい一品です。
都内からも気軽に日帰りできる距離でアルペンチックな展望が楽しめるので、人気になるのもよくわかります。環境的にはとても良い山だと思いました。
一方で、登山客が異常に多く、その大半が初心者か素人なので、歩きにくいことこの上ないです。特に天神尾根では中学生くらいの集団が走り回っていて危険だったので思わず説教してしまいました。
どうやらアニメ等の舞台になったようで、いわゆるオタクくさい感じの人が多かったのも気にはなりましたが、彼らは意外と行儀よく周りに気を遣って歩いていたので見直しました。
そんな感じで山自体の魅力は十分に感じましたが、もう二回目はいいかな、という感じです。初心者の人にどこか連れて行ってくれと言われたら行くかもしれないくらいですね。
お疲れ様でした。