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全然知らなかったのですが、10月23日(日)に任期満了に伴う入間市長選挙があるようです。私は40年生きてきて過半を入間市民として過ごしてきましたが、成人してからはほぼ東京都民だったので入間市長選挙は初めてのような気がします。

今回の選挙戦は10月16日(日)に告示され、一週間の短期決戦となります。立候補者は二名。現職で自公推薦の田中龍夫氏と元市議で共産新人の石田芳夫氏とのことです。

 入間市長選は十六日告示され、共産新人で元市議の石田芳夫さん(70)と、無所属現職で再選を目指す田中龍夫さん(64)=自民、公明推薦=の二人が立候補を届け出た。
 石田さんは、同市下藤沢のスーパー前で第一声。航空自衛隊入間基地に隣接する国有地に自衛隊病院などが整備される計画について「海外の戦争に参加するための基地にしてはならない。国有地の緑地を守る」と主張。教育・福祉の充実などの施策を訴えた。
 田中さんは、同市小谷田の選挙事務所前で出陣式を開き、「元気な子どもが育つまちにして人口減少に歯止めをかけ、将来も持続可能なまちをつくる」と決意を表明。行財政改革を進めるとともに、子育て支援の充実や高齢者福祉の推進などの公約を強調した。

出典:東京新聞:入間市長選告示 現新一騎打ち:埼玉(TOKYO Web)

最初に結果を予想しておきますが、現職田中龍夫氏の再選で間違いありません。端的に言って負ける要素がありません。

田中龍夫氏は私が子供の頃から入間市議をやっていて、特にスポーツ関連の役員を歴任していましたので、若い世代にも圧倒的な知名度を誇っています。入間市議会議長を務めた後埼玉県議を長年勤め、木下前市長が引退した前回の市長選では木下氏が後継指名し、地元選出の衆議院議員や県議が支援した対立候補を大差で破っています。各世代にわたって知名度も人気も圧倒的です。

石田芳夫氏が主に訴えているのは、航空自衛隊入間基地に隣接する東町側留保地の活用計画の撤回というものです。これは、戦後米軍に接収されていたジョンソン基地が返還され、利用方法が未定のため留保されていた国有地を防衛省が整備しようというものです。主な活用策は、災害対策拠点としての整備と自衛隊病院の再編に伴う新病院の設置になります。この計画に関しては、昨夏に審議会から同意すべきという答申が出されており、市と防衛省との間で受け入れを前提とした協議を行うことが決定しています。

 昨年9月18日に防衛省から東町側留保地に災害対処拠点および自衛隊病院を整備する利用意向が示され、その受け入れを要請されました。
 市では要請を受け、ジョンソン基地跡地利用計画審議会に、その対応について諮問し、審議いただいています。

出典:防衛省による東町側留保地の利用内容 | 入間市

平成26年12月17日に市長から諮問したジョンソン基地跡地留保地(東町側)の利用計画について、 延べ9回にわたる審議を経て、ジョンソン基地跡地利用計画審議会(関根栄一会長・吉川弘三副会長)から、平成27年8月18日に市長へ答申がありました。

出典:ジョンソン基地跡地留保地(東町側)の利用計画について答申がありました | 入間市

ジョンソン基地跡地留保地のうち東町側留保地についての防衛省からの利用申し入れに対して、市は「2 答申に至った理由」により同意すべきと判断します。

出典:ジョンソン基地跡地留保地(東町側)の利用計画について(答申)

入間市内にはあまり大きな病院がなくて、私の父が急逝したときも市内の病院に救急の空きがなく、隣の狭山市の病院へ搬送されました。今のところ自衛隊病院は一般外来を受け付けない方針のようですが、2次救急の受け入れはあるようです。答申では一般外来の受け付けも要求すべしと言っていて、ぜひそうなっていただきたいとは思います。何にしても災害拠点の整備や自衛隊病院の設置は市民にとってメリットが多く、市民への説明が少ないなど進め方に不満を持っている人はいても、計画内容に真っ向から反対する人は私が交流のある範囲ではほとんどいません。むしろ積極的に期待している人の方が多いと思います。

現在の市政は、財政の逼迫と待機児童や待機老人の増加など、多岐にわたりますが、その中で東町側留保地の活用計画を第一に持ってくるのはちょっと戦略的にセンスがないのではないか、と個人的には思います。公平に見て、知名度や人気の点で圧倒的に田中龍夫氏がリードしているのは明らかで、石田芳夫氏の出馬は共産党から立候補すること自体に意義を見出しているようにしか思えません。それであれば30代40代の若い候補を立てて世代交代を訴える方がはるかに意味のある選挙戦になったように思います。

そんなわけで田中龍夫現市長の再選はほぼ確実と予想します。

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