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日経BP社のテクノロジー系雑誌編集長が100の最新技術を紹介する本です。

本書は技術分野毎に章立てされていて、交通・建築・医療・製造・防災・ICTなどが主な切り口になっています。各章では実用が始まっているものや実用化間近のものなど、2017年に注目されることが予想される最新技術の概要が紹介されています。最終章では執筆に関わった編集長4人による座談会で各分野の技術がどのように統合されて社会が変わってくるのかといった内容が語られていました。

各技術の説明はほとんど概要に留まっていますので、詳しい仕組みなどはよくわからない部分が多かったのですが、現行の技術にどのような課題があって、その解決策としてどのような方向で技術開発が進んでいるのか、という方向性はある程度把握できるような内容だったと思います。特に普段なじみがない技術分野については、新鮮な内容が多くて大変興味深く読みました。特に土木・建築あたりはまったく縁がない分野な上に近年自然災害が多いのもあってとても勉強になりました。

年末から年始にかけて『日本の論点』とか『朝日キーワード』のような時事問題を簡潔なコラムでまとめた本が発売されますが、あれを技術課題に絞ったようなものと思えば大体合ってるのではないでしょうか。そう言えば日経新聞も「日経大予測」なんて毎年出していますね。

私が学生の時分には就職活動において『日本の論点』などは必携の書と言われていたんですが、最近はどうなんでしょうか。理系の大卒くらいだと専門分野と言っても即戦力を期待されるレベルではないでしょうし、面接等で最近気になる話題みたいなことを振られたら本書に記載されているネタを一つ二つ押さえておくといいんじゃないかな、などとは思いました。

書店で見ると分厚いように見えますが、字も大きく各項目は短いのでさっと読めます。話のネタに軽く流し読みしておくといいんじゃないでしょうか。それにしては少しお高いのが残念ですが。

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