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新卒で最初の会社に就職した直後に加入して、その会社を辞めた後も継続していた三井生命の生命保険を解約しました。結局、14年弱(正確には13年8ヶ月)加入していたことになります。止めたからと言ってすぐにどうこうなんて当然なくて、結局この判断がよかったのか悪かったのかは自分が死んだときにしかわかりません。だから、現時点では自分にとっても他人にとってもこれといって参考になる情報はあまりないと思いますけれど、後から思い返してみたときに思い出し易いようにまとめておきます。

加入の経緯

今から思うと、生命保険に加入したのは、何となく社会人になったんだから生命保険くらい入っておいた方がよかろう、くらいの気持ちだったと思います。

当時はまだ会社のセキュリティとかも緩い時代で、昼休みになると保険の営業のお姉さんたちが社内に入り込んできて勝手に作って持ってきたプランの説明とか聞かされました。彼女たちの殺し文句は「若い内から入っておいた方が家庭を持つようになって多額の保険料が必要になったときに比較的安く済む」ということ、あと「健康なうちに入っておかないと年取って体に異常が出てくると加入できなくなる」ということでした。

自分ではよくわからないので一応両親の意見を聞くと「貯蓄性のある商品だったら若い内から入っても損はないんじゃないか」ということでした。彼らはいわゆる養老保険というものに加入していて老後生活を悠々自適に過ごしていました。

そんな流れの中で社会の仕組みや世の中の流れを何も知らない社会人一年目の私は、とりあえず会社に出入りしていた保険会社のお姉さんの中で一番若くていい匂いのするお姉さんの勧める三井生命に加入したのでした。

解約の経緯

かなり前から生命保険は要らないんじゃないかという思いは持っていました。

まず私自身が独身で、今後家族を持つことがあるかどうか微妙な状況だということがあります。一応それなりに婚活的なことは細々と続けているんですが、とても実る気がしません。根本的に女性と2人でいることが苦痛なんですよね。

多くの保険会社では独身者が必要な死亡保険金は500万円程度としているようです。自分の状況で考えてみると、現在一人暮らしの住居を解約して荷物を処分する費用は多く見積もっても50万円あれば足りると思うし、墓は両親が実家の近くに購入したものに入れてもらえばいいし、葬式もさっぱり相場がわからないんだけど、お布施も含めて100万円もあれば上げられるんじゃないですか?

こうやって考えると自分が死んだときに必要な金額は200万円もあればいいってことになります。一方で、何度か転職はしたけれど一応14年間途切れることなく正社員で働いてきたもので、それだけの金額はすでに資産として保有しています。

そもそも生命保険って死んだときに必要なお金を用意できないから少しの保険料を出し合ってみんなで助け合おうっていうのが基本だと思います。すでに死んだときに必要となるお金を持っている人が入る合理的な理由は見出せませんでした。

もうひとつは、保険の内容を自分で全然理解できなかったことです。毎年保険内容の説明書みたいな紙が届いていて、死んだらいくらもらえるのか、とか、どんな特約が付いてるか、とかは知ってました。でも、10年契約で来年あたりに次の更新があって保険金が上がるよっていう話があったり、積み立て分があるはずなんだけどどうも毎年積立金が減って行ってるみたいに見えたり、細かいところでどういう仕組みで動いているのかがさっぱりわからない部分がありました。

もちろん保険会社の人に聞いてわかるようになればいいんでしょう。みんなそうして知識を増やしているんだろうと思います。そんなことよりもむしろ、自分自身が十分に理解していないものに対して毎月1万円近くも払い続けてきたことに愕然としたのでした。一旦全部リセットして、入り直すにしてもあれこれ逐一説明を聞かなくても直感的に理解できるような商品を選ぶようにしようと思いました。

この辺りが解約しようと思ったきっかけです。

解約の経過

お客様サービスセンターへ電話

三井生命のコールセンターは今どき珍しく平日9時~17時しか開いていません。仕方ないので平日の昼休みに電話しました。

電話するとまずIVR(音声自動応答装置)が応答してメニューを読み上げます。当然、解約の場合のメニューなんてのは用意されていないので「その他のご用件」でオペレータに繋いでもらいます。

オペレータさんに保険を解約したい旨を伝えます。証券番号、氏名、生年月日、年齢、住所、電話番号などを聞かれるままに答えると、「なぜ解約するのか」を聞かれました。「他の保険に乗り換えようと思って」と答えると、「まだ次の保険に入ってないのか」と聞かれます。「まぁそうだけど」と答えると、「ちなみに保険は死亡保障と傷病保障とどっちが重要だ」とか「他の会社と較べて保険料はどうだ」とか根掘り葉掘り聞かれます。こっちは他の保険に入る気は全然なくて適当に答えてるんで「死亡保障かなー」とか「あんまり保険料は変わらないですねー」とか適当に答えます。

ひとしきり話し終わったところで「返戻金を調べて折り返し連絡する」と言われました。「外なので携帯に連絡してくれ」と言うと、「上司の承認が要るのでちょっと待ってくれ」とのこと。復帰すると今度は、保険の受取人が誰か、保険料の支払い方法、引き落とし口座の銀行名、支店名などまた聞かれるままに答えます。意味がわかりません。

とりあえず気が済んだのか、折り返す旨だけ言われて電話を切りました。

※教訓 保険会社は引きとめる気満々なので、他の保険に入ったので大至急解約したい、とか、金輪際生命保険に入る気はない、とか、希望を持たせない態度で臨んだ方がお互いのためによかっただろうと思いました。

折り返し電話を受ける

30分ほどすると、お客様サービスセンターから折り返し電話を受けました。

返戻金の金額を聞いて、「あぁそうですか、わかりました」と答えると、今度は「保険プランをこのように変更したらどうか」という話を始めました。今の補償内容から死亡保険だけにしたら月額いくらになるとか、死亡保障を外して傷病保険のみにしたらどうだ、とか。こっちは続ける気はまったくないので「はぁ、はぁ」と聞いていました。すると、、

「それでは今回は新しいプランの説明書をお送りしますので、よろしくご検討ください」

あれ?解約するために電話したんだけど、なんでそんな流れになってるんだろう?「解約の申込書はもらえないということですか?」とちょっと強めに言うと、「え?あぁ、そうですか。それでは新しいプランの説明書と解約申込書を一緒に送ります。それでいいですか?」とのこと。なんか喧嘩腰なんだけど。怖い怖い。

だいぶ不愉快になりながら「じゃあ、よろしくね」と切ろうとすると、「大事な保険のお話なので、また別の担当者から連絡するかもしれませんので、ご了承ください」だと。「勝手にしてください」とだけ言って電話を切りました。

※教訓 とにかくあわよくば継続させようという気が見え見えですので、強気に交渉の余地はないことがわかるようにはっきり言うのがいいと思います。

書類が届く

2日後には三井生命から書類が届きました。聞いていた通り、新しいプランの説明書と解約申込書が同封されていました。

新しいプランはろくに見ずに解約申込書を記入します。ほぼ全て記入済みで署名だけして返送すればよい状態でした。

保険証書を同封してその日のうちに投函しました。

解約完了

さらに数日後、1通の封書が三井生命から届きました。解約手続き完了と返戻金の通知でした。

返戻金は5万円弱でした。

※教訓 後でわかったんですが、「積立金からの定期取崩し払込み」というのが付いていて積立金を取り崩しながら保険金が安くなるようなプランになってたみたいです。そんな話は聞いてなかった気がするんですが文句言うのも馬鹿らしいの放っておきました。積立金が毎年減っていたのもこれが原因でした。

今後の保険はどうするか

基本的に独身である限り生命保険に入ることはないでしょう。もし結婚することがあって子どもができたら、ある程度子どもが大きくなるまでは生命保険に入る必要があるだろうと思っています。

おそらく入るにしても大手の生命保険にはもう入ることはないだろうと思います。入るとしたら簡易保険か共済か、もしくはライフネット生命かなぁ。


参考図書

ライフネット生命副社長の岩瀬大輔さんが書いた『生命保険のからくり』は、生命保険を選択するために必要な知識が満載です。本書全体がポジショントークであることは割り引いても、大手の保険会社に入るメリットは何もないことは理解できると思います。

最近『がん保険のからくり』という新刊を出されたようです。時間があれば読んでみたいと思います。

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