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原題は『SUPER MARIO How Nintendo Conquered America』。「任天堂はいかにアメリカを攻略したか」くらいかな。元マイクロソフト社長の成毛眞さんがブログで絶賛していたので読んでみた。

マリオの思い出はそれほど多くない。ファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」と「スーパーマリオブラザーズ3」をそれなりにやり込んだのだけれど、それ以降はほとんど手にしていない。基本的に頭の回転が早くないのでアクション物は得意ではないのだ。

本書はゲームに関する解説書でもなければ、経営学の事例分析でもない。全体を通して語られるのは、任天堂を京都のカード玩具会社から世界最大のゲーム会社に育て上げた人々の人間ドラマだ。メインキャラは、ゲームデザイナー宮本茂、創業家社長の山内溥、任天堂アメリカ社長で山内の娘婿の荒川實。マリオの誕生から現在までの系譜をベースにして、任天堂という会社の浮沈の歴史においてそれぞれの人物がどのような役回りを演じてきたかを極めて公平な視点で描いている。

乱暴に言えば、任天堂縛りのプロジェクトXみたいなものである。何かを生み出していく仕事に携われるということは率直に言って羨ましく感じる。おそらくこの本は、30代以上のおっさんばかりが手にすることになるのだろうけれど、就職前の高校生・大学生にぜひ読んでほしい一冊だと思った。

アマゾンで見てみると、本日時点でマリオ関連のアイテムは533本掲載されている(周辺機器や攻略本も含まれている)。レビューでもほとんどのゲームが高評価である。
久々にプレイしたくなったので、DSの「Newスーパーマリオブラザーズ」をポチっとしてしまった。

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