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手紙を誰かに出すなんて、もうめっきり無くなったんですが、ひょんなことから年配の方からご丁寧なお手紙をいただいたのでお返事を出すために手紙をしたためる必要が出て来ました。

端的に言うと見合いを世話したくれた方に詫び状を書いたってことなんですけれど、今日のところは手紙の内容はあまり重要ではありません。

現代社会では電子的なコミュニケーション手段が多数利用可能となっていますので、なかなか手紙を書く機会なんてなくなっています。私も相当に長いこと手紙なんて書いてないんでどんな感じで書くものなのかチンプンカンプンな感じでした。しかし、この高度に発達した情報化社会であればインターネッツ上に様々なシチュエーションを想定した文例集が無料で利用できるようになっているはずです。さっそくGoogle先生に詫び状の書き方をお問い合わせしてみました。

で、案の定いろんなWebサイトから様々な例文をゲットすることはできまして、何とかそれっぽいお手紙は書くことができました。そんな中で日本郵便の例文集が大変充実していて感動すら覚えるレベルでしたので、ご紹介しようと思い立った次第です。

レターなび – 日本郵便

ビジネス、プライベート、冠婚葬祭、季節の挨拶、と4つのカテゴリに分けて、いろんなシチュエーションの手紙の例文を挙げてくれています。そもそもこんなときにも手紙って出すもんなんだなぁ、と改めて手紙文化の奥深さを感じ入りました。それぞれに味があるんですけれど、とりわけプライベートカテゴリの例文が味わい深かったです。

例えば、こんな感じ。手紙でプロポーズする場合の例文です。

 あらためて手紙を書くのはなんだか照れくさいですが、とても大事なことだから意を決して書くことにしました。
 僕たちの付き合いも気がついたらもう○年。君といっしょにいる時間はいつもあっと言う間で、この○年間はとても充実していました。僕としては、この時間を一生に延長したいと思っています。つまり、結婚して欲しいのです。
 君の気持ちはどうでしょうか。ちゃんと言葉で確かめたわけではないので、不安がないといえば嘘になります。しかし、僕の気持ちはこれまでの付き合いを通してもう十分に君に伝わっていると信じています。僕は君に関する限りどんなことにも誠意をもって対応すると約束します。
 いざ結婚となると戸惑いもあるだろうと思います。返事を急ぐわけではないので、ゆっくりと考えて君なりの結論をください。君からの朗報を待っています。

(プライベートの文例 縁談・恋愛(プライベート) プロポーズ(結婚申込)より引用)

そもそも手紙でやるものなのか、ってのが引っ掛かるんですが、とても誠実さが伝わってきて好感が持てるお手紙でした。こんなプロポーズをされたら私なら一発OKです。

これに対するお返事がこちら。

 ○○さん、気持ちのこもったお手紙をどうもありがとう。
 喜んで○○さんの申し出をお受けします。『結婚しよう』という○○さんのプロポーズをずっと待っていました。
 私は○○さんの人柄を信じています。ですから○○さんとの新しい生活に不安はありません。協力しあって楽しい家庭を築きましょうね。
 さて、披露宴ではどんなドレスを着ようかな。ドレス選びは○○さんも手伝ってくださいね。
 プロポーズ、本当にうれしかったわ。筆無精なのに思いきって手紙をくれた○○さんに、もう一度ありがとうを言います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

(プライベートの文例 縁談・恋愛(プライベート) プロポーズの承諾(承諾)より引用)

おめでとうございます。末永くお幸せに!
もう読んでてこっちの顔が赤くなりますね。

同じようにプロポーズする場合でも見合いだとこんな感じになります。

 直接お話したほうがいいかどうかさんざん迷った挙句、手紙のほうが今の気持ちをうまく伝えられるのではないかと思い、手紙を差し上げることにしました。
 あなたと出会ってまだ○ヶ月。お会いした回数もまだ両手で足りるほどです。それなのに、どうしてこんな気持ちになるのか、自分でも不思議です。正直に言います。私はあなたと会うたびに、あなたにどんどん惹かれている自分を感じます。あなたの優しさ、あなたのちょっとした仕草までもが、私の心を揺さぶるのです。昨日、○回目のデートを終え、私は心を決めました。
 私とともに人生を歩んでいただきたいのです。あなたとなら、きっと幸せな家庭を築けると思います。年をとっておじいちゃんおばあちゃんになっても、あなたとならきっと手を取り合って仲良く暮らしていけると思います。どうか私との結婚を真剣に考えてみてくださいませんか。
 突然自分の気持ちを押しつけるようで申し訳ありません。返事は急ぎませんので、あなたの正直な気持ちを聞かせてください。

(冠婚葬祭の文例 縁談・恋愛(冠婚葬祭) 見合いの相手への結婚の申込より引用)

もうどうしようもない心持ちが痛いほど伝わってきます。きっと相手の女性にもその気持ちが伝わると思います。

これに対するお返事がこちら。

 お手紙拝見しました。あなたが私を思ってくださる気持ちとてもうれしいです。私のようなものをそこまで思ってくださって、本当にありがとうございます。
 でも、ごめんなさい。あなたが思ってくださるようには、私はあなたのことを思えないのです。とても心の優しいすばらしい方だと思います。けれど、今は仕事がおもしろく、まだあなたとの結婚はどうしても考えられないのです。おそらくこの気持ちは、この先ずっとおつき合いを続けたとしても変わらないと思います。
 私がもっと早い段階で結論を出していればよかったのかもしれません。許してください。もうお会いしないほうがいいと思います。
 今まで本当にありがとう、そしてごめんなさい。

(冠婚葬祭の文例 縁談・恋愛(冠婚葬祭) 見合いの相手からの結婚の申込断りより引用)

あらら。。。まぁそんなこともありますよ。頑張って次に頑張りましょう。

こんなのもありました。バレンタインデーのお手紙です。

 一年にたった一度の待ちに待った日がやってきました。今日はバレンタインデーです。だから、思いきって告白します。
 私は○○さんのことが好きです。
 営業から帰っていらっしゃるときの『ただいま!』の声、いつも爽やかで、聞いているだけで楽しくなります。はつらつとしたお仕事ぶりや私たちアシスタントへのきめ細かい心配り……。私は毎日、○○さんの存在を頼りに仕事に励んでいるといってもよいほどです。
 突然でびっくりされたかもしれませんが、チャンスは今日しかないと思って勇気をふるって手紙を書きました。添えてあるチョコレートは決して義理チョコなどではありません。
 ○○さんからのお返事は、1カ月後のホワイトデーまで待っています。うれしい返事だとよいのですが、正直ちょっぴり不安です。

(プライベートの文例 縁談・恋愛(プライベート) バレンタインデーの告白より引用)

いいですね。一生に一度でいいからこんなこと言われてみたいものです。

その返事がこちらです。

 先日のバレンタインデーには温かいお心づかいをいただき、本当にありがとうございました。
 いつも職場でいろいろとお世話になっているうえに、大変高級なチョコレートに加えて好みのウイスキーをお贈りいただき、感激しています。
 早速いただいたチョコはウィスキーと一緒に、大変おいしくいただきました。
 職場ではこれまで以上によろしくお付き合いください。
 取り急ぎお礼まで。

(プライベートの文例 縁談・恋愛(プライベート) バレンタインデーのお礼より引用)

「職場ではこれまで以上によろしくお付き合いください。」何かご丁寧な感じですけど、まさかの玉砕ですよね、これ。。。

※実際には承諾する場合とお断りする場合とそれぞれの例文が用意されています。

ビジネスとか冠婚葬祭とかの例文は極めて無難な例文が掲載されていたような気がします。あまりプライベートで手紙を書くようなことがなくなっているので、何となく面白く感じてしまうだけかもしれません。全般的に妙に設定が生々しくて臨場感があるのがステキな感じです。

なかなか手紙を書く機会もなくなってきましたが、この時間差を織り込んで面と向かって言い難いことを叩きつける感じは状況によっては効果があるかもしれないな、とぼんやりと思いました。電話や電子メールからLINEのようなインスタントメッセージまでコミュニケーション手段はリアルタイム性を追求して進化して来ましたけれど、今こそむしろ状況によっては効果的なコミュニケーションツールになり得るのかも知れない、なんてことを思いました。

いやぁ、手紙って本当にいいものですね。

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