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2013年3月7日~29日まで個人向け国債の変動10年第42回債を募集しています。

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昨年末からの円安株高のおかげで投資資金に余裕が出てきたので、この個人向け国債を購入することにしました。

言うまでもなく投資において最も重要なのはポートフォリオのバランスです。余ったお金があって何か投資に回したいと思ったときに、すでにどういう資産をどれだけ持っているかは重要な判断要素になります。

これまで私の個人資産はほぼ100%リスク資産になっていました。個別株とか投資信託とかREITとか、時期によっていろいろ試してきましたが、現在ではほぼ100%がETF(上場投資信託)になっています。国内ETF(円建て)と米国ETF(ドル建て)を半々くらいにしていました。

先日円建てのETFはだいぶ利益が出ていたのとこれからどこまで延びるか怪しい感じもしてきたので一旦手仕舞って利益確定しました。ドル建ての方はスイッチコストが高くなるのでそのままにしていて、円建てで運用することを大前提として再投資先をどうするか検討しました。

選定する基準は3つありました。プライオリティ付けすると以下のようになります。第一にローリスクであること。第二に比較的リターンが大きいこと。第三に換金性が高いこと。

上記のようにすでにリスク資産は十分過ぎるほど持っているし、さすがにここまで右肩上がりで来るとここからさらにリスク資産を増やすのは危険と判断しました。同程度のリスクであればできるだけリターンの多い方が好ましいのは人情です。あと、現在私は生命保険にも入っていませんので、万が一のときに後始末をするための資金はすぐに現金化できる形で確保しておきたいということも考えていました。

まず、リスクについて。

個人向け国債の発行元は日本国です。私の知る限り円建て資産の投資先として最もリスクが低い投資対象です。他の選択肢としては銀行預金がありました。銀行預金だと投資先は民間企業たる銀行になるので国よりはリスクが高いと言えます。しかし1000万円以下であればペイオフで保証されるのでリスク的には同等と考えることができます。

もちろん国が破綻する可能性もありますけど、その状態では円は紙切れになっているはずで、そのリスクを回避するには米ドルなど他の通貨で保有しなければいけません。そうなれば為替リスクが絡んでくるし、為替リスクは国家破綻リスクより遥かに高いと考えられます。そして私はすでに十分なドル建て資産を持っています。要するに国の破綻リスクについてはすでに対策済みでこれ以上は考えるだけ無駄ということです。

次に、リターンについて。

銀行の定期預金はほとんどの場合固定金利です。現在の定期預金の金利を調べてみると、預金額100万円で10年とすると、メガバンクであれば横並びで0.1%です。ネット専業だとソニー銀行の0.447%が私の見た中では最高でした。

仕組み預金だともっと金利が高いものがありますが、中身の理解できないものは条件を見るまでもなく対象外です。ここ重要だからもう一度言います。仕組みの複雑な投資商品はどんなに表面的に条件が良さそうでも買ってはいけません。

これに対して個人向け国債の場合、今回募集されている第42回債の初回適用利率は0.42%です。ソニー銀行には及びませんが遜色ないレベルと言えます。

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(金利発表掲示板:個人向け国債窓口:財務省「個人向け国債」より引用)

金利変動型ということは金利がこれから上がることもあれば下がることもあります。参考までに、個人向け国債の初回適用金利を見てみました。ここ10年でも最低水準にあることがわかります。

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日銀は2%の物価上昇目標を掲げていますから、当面金利の低い状況は続くと思いますけれど、2年以内の目標達成も掲げているわけで、物価が上がりだせば当然金利も徐々に上がっていくはずです。そんなわけで、政府や日銀の目論見通りに進むのであれば今後10年以内に金利が上昇することは大いに見込めると考えました。そもそも現在の金利は歴史的な低水準にありますから、今の水準以下になることはちょっと考え難いです。

銀行預金は基本的に固定金利です。今後10年で見れば金利が上昇することは大いに見込めるし、そう見込むのであれば尚更定期預金よりも個人向け国債の方が有利であることは明らかです。

最後に、換金性について。

個人向け国債は解約オプションがついているのが売りの商品です。通常は国債の解約はできず取引所で換金するしかありません。取引所で売却するのであれば相場動向に左右されますから元本は保証されません。しかし、個人向け国債を解約する場合には、過去2回分の利子が割り引かれるだけで換金が可能になっています。

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(「変動10年」:個人向け国債窓口:財務省「個人向け国債」より引用)

利子は年2回付きますから、ざっくり考えると金利が大きく下がらない限りは1年以上保有すればほぼ間違いなく元本が保証されることになるわけです。

一方で、銀行の定期預金は原則的には認められないし、満期前の中途解約の場合はほとんど金利がつきません。先ほど挙げたソニー銀行の例では、例えば10年満期の定期預金を9年で解約した場合、50%の利息しかつかないようです。ざっくり計算すると、0.447%×9×50%=2.0115%です(※)。個人向け国債で金利変動がなかったとしたら0.42%×8=3.36%になります。
※単利か複利か不明だったので単利として計算しました。複利だとしても結論は変わりません。

以上より、私が求める最適な投資商品は個人向け国債(変動10年)となりました。ちなみに今回募集の第42回債までは震災復興国債として、震災復興財源として利用されます。

現在の株式相場の上がりっぷりを見ているとこんな屁みたいな金利で買うのは馬鹿らしく思えるかもしれません。実際にここしばらく個人向け国債の売れ行きはあまりよろしくないようです。でも、すでに十分なリスク資産を保有していて、余った資金を現金で置いておくのは勿体ないと思っているような人には意外といい選択肢なんじゃないかな、と思いましたよ。

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