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日本のインターネット通販はamazonと楽天の2強が争う状況だと認識していますが、そのamazonと楽天に出店する側の立場から比較した記事が注目を集めていました。

amazonと楽天の違い
http://anond.hatelabo.jp/20130327222045

記事自体はamazonと楽天にそれぞれ出店した経験から、いろんな切り口で比較して見せていて、いずれも消費者としてしか接していない自分としては大変興味深く読みました。全般的にamazonは技術力を駆使してシステマチックに出店者をサポートする感じ、楽天は体育会系なのりで根性とゴリ押しで集客して来る感じがしました(あくまでイメージです)。

いかにも米国と日本のビジネス慣習の違いを表している感じがして、そりゃー日本の労働生産性は上がらんよね、ってのは思うし、楽天もこんなビジネススタイルでグローバル展開を押し進めるなら日本人が英語覚えて営業しに出て行かなきゃ厳しいよね、って思います。現地の外国人にこんなゴリ押し営業やれっていっても無理でしょう。

記事中では色んな切り口で比較をしていて、全般的にはamazonの方が有利な印象を受けるのですが、記事の冒頭で売り上げはamazonより楽天の方が5倍多いことが示されていました。

違いといっても買い物する側の視点じゃなくて、店を出してる側からの視点。書いてる奴は、amazonマーケットプレイス100万、楽天500万月商のネットショップ店長。特定されるとまずいので商品ジャンルとかは書かない。他の店のことは知らない。あくまでうちのはなし。

で、全体的に眺めてみると、その原因として考えられるポイントは2点ありそうでした。「販促」そして「決済」です。

決済

amazon:基本的にカード払いのみ。代引きや銀行振込、コンビニ払いはある程度カルマをつまないと使えない。不正カードの場合の店舗負担はなし。
楽天:カード・銀振・代引・楽天バンク・Edyなど割と決済方法の自由はきく。不正カードを使われると店舗負担となる。

販促

amazon:一応セールらしきことはやるがそこまで強力ではない。あくまで正攻法のSEOとアフィリエイトで集客する。
楽天:楽天スーパーセールとかおかいものマラソンとか、イベントがとにかく多い。客を集める努力は一応している。

確かに楽天の一番の強みは楽天スーパーポイントがあることだと思います。楽天市場以外でも楽天グループで共通で使えるのでお得感は高いと思います。しょっちゅうポイントアップのキャンペーン的なことをやっているのも感じています。

ただ、自分としては決済手段の方も結構大きい要素なんじゃないかと感じました。調べてみるとamazonも本体から発送される場合は代引きとかコンビニ払いとか選択できるようなんですが、逆に調べてみるまでそういう支払い方法ができることを知りませんでした。記憶が定かではないですが、最初のうちはカード払いしかなかったんじゃないかな?資料がないのでちょっとよくわかりませんが。

自分はここ数年大きい買い物はほぼ100%ネット通販で購入しています。支払いも全てクレジットカードです。30歳になったときに勢いでゴールドカードを作ってしまったのでできるだけ使わないと元が取れない状態になっているのです。スーパーでは数百円の買い物でもカード払いにします。小さい専門店とかでカードが使えない店があるとイラッとします。

自分はそんな感じなのでインターネットでカード番号とか入力するのに全く抵抗はないのですが、自分の周りのいろんな人と話していると、絶対にインターネットでカード番号を入れることはしない、という人が少なからずいることがわかりました。面白いことに年配の層でも抵抗ない人がいれば、自分と同年代もしくはずっと若い層でもそういう人は結構います。

IT関連の仕事をしている人でも一定数いましたので技術的な理解の問題でもなさそうです。て言うかIT関連の人でもSI系とかの人は一般人よりもインターネット事情に疎い場合が多いです。家帰ってまでパソコンとか見たくないって感じの人が多いのです。IT関連の仕事をしてるとパソコンに詳しい人って周りから思われがちなんですが、そういう人の一番の悩みは親戚からパソコン直してくれって相談されるときだそうです。話が逸れました。

とにかくインターネットは悪の巣窟で何があるかわからないからそんなところにクレジットカードの番号を入力するなんて考えられないって人が世の中には一定数いるのですね。しかも老若男女問わず。

で、調べてみたらちょっと古いですがこんな調査結果を見つけました。

○消費者からみた取引形態
・消費者が購入時に使用した端末形態の実態をみると、パソコンによる購入が1兆7964億円で8割強。
・消費者の購入時の決済方法の実態を見ると、クレジットカードによる購入が1兆2976億円(構成比44.3%)、以下、代金引換、銀行振込・郵便為替の順。
(消費者向け電子商取引実態調査|経済産業省より引用)

もうちょっと統計結果を詳しく見ると、物販の場合ですが、決済方法の構成比は以下のようになってるそうです。

決済方法 構成比
クレジットカード 39.1%
代金引換 26.9%
銀行振込・郵便振替 19.9%
コンビニ支払い 9.4%
課金(キャリア課金など) 0.4%
その他 4.5%

想像以上にクレジットカード払いが少ないのがわかります。

自分もそうですが、インターネットに長く慣れ親しんでいる人間からすると信じられない感じもするのですが、代引きや振込など現金払いを好む層というのは想像以上に厚いことがわかります。もちろん領収書が必要とか商売上カードが持てないとかいろんな事情はあるかもしれませんけれど、それでもびっくりするくらいカード払いの割合が低いことは認識を改めなければいけないなぁと思ったのでした。

特に結論はありません。へーそうなんだなーと思ったので書いてみました。

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