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先日、漫画『星守る犬』を読みました。なかなか味わい深いお話でいろいろと考えさせられました。

書評はこちら→『星守る犬』村上たかし(著)

あまりにもいい話だったので、2011年に公開された劇場版も見ちゃいました。

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原作の第一話の主人公、お父さんは西田敏行が演じます。第二話の主人公、奥津さんは玉山鉄二が演じます。その他の出演は、お母さんが岸本加世子、旅館の女将に余貴美子、コンビニ店長に中村獅童、リサイクルショップの夫婦に温水洋一と濱田マリ、海辺のカフェの店長に三浦友和、そして原作には登場しない川村有希役に川島海荷です。なかなか豪華キャストでした。

原作とは異なる演出が多くありますが、違和感はあまり感じないし、むしろ2時間の映画に耐えられるようにするための妥当な改変だったように思えました。

例えば、原作では第一話のお父さんとハッピーの物語と第二話の奥津さんの物語は時系列に進むのですが、劇場版では第二話の奥津さんが第一話のお父さんとハッピーの物語を後追いする形で2つの物語が絡み合って展開していきます。

奥津さんは原作よりも若くてイケメンだし、奥津さんと一緒に旅することになる川村有希は原作には登場しません。しかしイケメンと美少女を中心に話を進めることで画面的には大衆映画として耐えられるものになっただろうと思って、もし50代のうだつのあがらないおっさん俳優が一人でドライブする物語では、とても2時間もたすことはできないだろうと思うのです。

そうは言っても川村有希役の川島海荷さんが本当に必要だったかと言うと疑問に思わないわけでもありませんが、きっと大人の事情があるのだろうと想像します。

本作は芸達者なキャスト揃いで原作の世界を余すところなく、むしろそれ以上に味わい深く描いていると感じました。その中でも一番の芸達者はハッピーでした。最後のハッピーの最期のシーンは涙なしには見られません。どうやって仕込んでるんだろう?このシーンだけでも一見の価値があります。

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最近は独立系の映画がずいぶんと減っていて、大概は原作がある感じになっています。原作を知ってから観た方がいい映画と原作は知らずに観た方がいい映画があると思います。その差がどういう要素で表れるのか、私にはまだよくわからないですけれど、この映画は原作を読んでから観た方が良いと思いました。

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