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2014年のNHK大河ドラマは黒田官兵衛が主人公ということで、所縁の深い姫路市と福岡市がそれぞれPRのためにキャラクターを公募で作成したんだけど、キャラが被っちゃったという記事を見ました。

ちなみに黒田官兵衛は天文15年(1564年)播州(現在の兵庫県南西部)姫路に生まれ、豊臣家の家臣として豊前国(現在の福岡県東部及び大分県北部)を治めた戦国大名です。竹中半兵衛と並んで日本の誇る名軍師として有名です。私も「信長の野望」で重宝させていただきました。

 来年のNHK大河ドラマの主人公・黒田官兵衛にちなみ、ゆかりのある福岡市が公募で選んだゆるキャラのデザインが、兵庫県姫路市のゆるキャラと酷似していることがわかった。
 福岡市などが2日に発表した「ふくおか官兵衛くん」は、赤いよろいと陣羽織を着用。官兵衛愛用の「合子形ごうすなり」のかぶとに、「藤巴ふじどもえ」の家紋が入っている。応募のあった107点の中から決定した。姫路市が2月に発表した「かんべえくん」も、ほぼ同じデザイン。刀を差していたり、采配を持つ手が逆だったりと細かい違いはあるが、草履から赤いほっぺたまでそっくりだ。
(「官兵衛」ゆるキャラが酷似した福岡と姫路 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より引用)

姫路市のキャラクター「かんべえくん」はこんな感じです。赤い甲冑を着た男の子が白いフサフサしたやつ(「采配」と呼ぶらしい)を左手にしてポーズを決めています。兜の家紋が目立ちます。

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官兵衛イメージキャラクター「かんべえくん」登場!!

一方、福岡市のキャラクター「ふくおか官兵衛くん」はこんな感じです。赤い甲冑を着た男の子が采配を右手にして正面を向いて立っています。若干福岡市の方が幼い感じで、モチベーションも低そうに見えます。やはり兜の家紋が目を引きます。

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黒田官兵衛のイメージキャラクターとロゴタイプが決定しました!

率直に言って、戦国大名をキャラデザインしようとしたら大体こんな感じになるんじゃないの、という印象は禁じえません。

さすがにこれだけ被ってるとマズイんじゃないかという議論にはなったようで、先に発表した姫路市の許可を得た上で福岡市がこのデザインに決定したそうです。穏当に話が進んでよかったですね。

 発案者はどちらも大阪市のデザイナーで、名前は異なる。賞金は福岡市が10万円、姫路市が20万円。福岡市では、選考途中に似ていることが判明したが、選考委員の約5割の支持を集めた。姫路市の許可を得て、使うことにしたという。
(「官兵衛」ゆるキャラが酷似した福岡と姫路 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より引用)

これだけ似てると双方が商標登録することは難しいんじゃないかなー、なんてことが気になったので、余計なお世話ですがとりあえず出願しているかどうかだけ調べてみました。

福岡市は7月に決定したばかりだから出願していてもまだ公開されていないかもしれません。姫路市は2月に決定しているのですぐに出願していればもうそろそろ公開されているはずです。

で、調べてみると姫路市の民間企業が別の似た感じのキャラクターで商標登録出願していることがわかりました。姫路市と福岡市の出願は見当たりませんでした。

(210) 【出願番号】 商願2013-163
(220) 【出願日】 平成25年(2013)1月7日
    【先願権発生日】 平成25年(2013)1月7日
    【商標(検索用)】 かんべいくん
——————————————————————————–
(731) 【出願人】
    【氏名又は名称】 ちびっこ忍者企画株式会社
    【住所又は居所】 兵庫県姫路市本町68番地
——————————————————————————–
(511) (512) 【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
14 キーホルダー,キーホルダー用ストラップ,身飾品,宝石箱,記念カップ,記念たて,時計
16 クリアファイル,メモパッド,文房具類,紙製包装用容器,紙製のぼり,紙製旗,紙製タオル,紙製テーブルナプキン,紙製手ふき,印刷したくじ(「おもちゃ」を除く。),紙類,印刷物
30 べんとう,すし,菓子及びパン,サンドイッチ,しゅうまい,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ,ぎょうざ,茶,コーヒー及びココア,みそ,ウースターソース,ケチャップソース,しょうゆ,食酢,そばつゆ,ドレッシング,マヨネーズソース,焼肉のたれ,香辛料
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赤い兜をかぶった男の子が采配を持っているという点で共通しています。兜に家紋もないし、鎧も色が違うし、男の子の顔もちょいワル風だし、細部や全体の雰囲気がだいぶ違います。商標的な観点では類似とはされない気はしますけれど、実際に商品が並んでいたらバッタモン扱いされかねない程度には似ているような感じがします(個人の感想です)。

調べてみると、2014年の大河ドラマが黒田官兵衛になったことは2012年10月10日に発表されているようでした。この発表を受けて出願しているのであれば、2ヶ月の間にキャラクターデザインして年明けには出願しているわけで、ちびっこ忍者企画さんはなかなかやり手だな、と感じました。

2014年の大河ドラマは「軍師官兵衛」。岡田准一が官兵衛に! | 大河ドラマ | ドラマトピックスブログ:NHKブログ

ちなみに、ちびっこ忍者企画さんの住所を調べると姫路城の敷地内になっているようです。姫路市と何らかの関係がある会社なんでしょうか。

※一応誤解のないように書いておきますが、この記事は特に誰かを批判する意図はありません。大河ドラマのように一過性の出来事に向けてみんなが独自に動けばこういうこともあるだろうなぁ、と見た感想を述べただけです。

やはり地元に所縁のある人物が大河ドラマの主人公に取り上げられると経済効果はハンパないんでしょうね。今年は会津が舞台だったと思いますが、にぎわっているんでしょうか。震災後にボランティアの返りに寄って来た以来ですが、ちょっと様子を見に行こうかな。


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