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人気漫画家、西原理恵子さんが自らの半生をお金の切り口から綴った作品です。

大変に評判のよい本なのは承知していましたが、改めて言います。これは名著です。特に中学生、高校生にはお勧めしたいです。社会に出る前に読んでおくべき一冊だと思いました。

ざっくり内容を紹介します。

第一章では、高知県で育った貧しい子ども時代の思い出を綴ります。

chapter1

第二章では、高校を中退して東京の美大に進学し、バイトで稼いで漫画家としてデビューするまでの流れが描かれます。

chapter2

第三章では、漫画家として軌道に乗った後にギャンブルと為替で借金を負ってわかったことを語ります。

chapter3

第四章では、これまでを振り返って、幸せを掴むためにカネは不可欠なこと、自分で稼いでカネを手にすることの重要さ、カネと引き換えにするものとのバランス、などを説いています。

chapter4

第五章では、亡夫である鴨志田譲さんとの思い出や彼と出会って旅したアジアの貧しい国で学んだことを伝えています。

chapter5

西原さんの代表作『ぼくんち』は1995年から1998年にビックコミックスピリッツに連載されていました。この頃、私は大学生で長距離通学をしていたので毎週欠かさずスピリッツを読んでいました。

でも、私はこの漫画が好きではありませんでした。そこで描かれる世界は自分の周囲の世界とはあまりにもかけ離れていたからです。世間知らずの大学生だった私には嘘くさく感じられて不快な気持ちになったものでした。

大人になって多少世の中がわかってきて、こんな話をもっと若い頃に知っていたらもっと豊かに生きられたかもしれないなぁと思いつつ、若い頃に読んでもやはり実感が湧かずに鼻で笑ってたかもしれないなぁとも思います。よくわかりません。

本書では西原さんは子どもに対して語り掛けるように話を進めます。その言葉はとても平易で直接的です。だからこそ本質がむき出しにされて心に刺さるのだろうなぁと思いました。

どうにもカネの話を公にすることが憚られる風潮がありますが、やはり痛い目に会う前にカネの本質を知っておくべきだと思うのです。私のようになりたくなければ(参考)。

ぜひ中学生、高校生の皆さんにおススメしたい一冊です。

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