スポンサードリンク

話題の映画『ゼロ・グラビティ』を観てきました。いやぁ、これはすごい。

keyart

スペースシャトルの宇宙飛行士が、ハッブル宇宙望遠鏡の調整ミッション中に、ロシアが起こした人工衛星の爆破による宇宙デブリの直撃を受けて、宇宙空間に取り残され、生還するために右往左往するパニック映画です。

主な登場人物はサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーの2人だけ。後半はサンドラ・ブロック1人という思い切った脚本です。ストーリーとしても深い話はなく、不慮の事故で宇宙空間に取り残された宇宙飛行士が生還するために必死に生きようとする様を描くのみです。

敢えて言うならば、当初は素人同然で投げやりな感じだったサンドラ・ブロックが徐々に生き抜くために前向きに成長していく流れを描いていると言えるかもしれません。

この映画にとってストーリーは大して重要ではありません。全編90分間にわたって繰り広げられる無重力空間の迫力、これがすべてです。

どうやって制作したのかはわかりませんけれど、スペースシャトルや宇宙ステーションがデブリに破壊されるシーン、折れたアームに宇宙飛行士が振り回されるシーン、ソユーズや天宮に乗り移るシーン、そしてサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが引き離されるシーン。すべてが圧巻の映像で、一瞬たりとも目が離せません。

3D映画は『アバター』以来、雨後の筍のように乱発されましたけれど、しばらく3Dならではという作品は出てこなかったように思えます。この映画は久しぶりに出た3D映画の傑作だと思いました。

私は、事前の評判を見聞きして、今回初めてIMAX 3Dで鑑賞するために豊島園のユナイテッドシネマに足を運びました。料金は2,200円(ウィンブルシートにはさらに200円)とちょっとお高めですが、その価値は十分にあります。3D映画を観ること自体が割りと久しぶりなのですが、3Dであることを忘れるくらいに自然な映像で感激しました。

この映画を観るのなら、可能な限り視聴環境には徹底的にこだわるとよいと思います。間違っても2Dでいいや、とか、DVDで観ればいいや、とか考えるのは止めた方がよいでしょう。たぶんこの映画は3Dで観なければ価値がないです。2Dだったら観ない方がマシだと思いますよ。

ちょっと残念だったところもあります。

まずは、いくつかの設定が私の認識では無理があったことです。例えば、宇宙空間にあの勢いで放り出されたサンドラ・ブロックをジョージ・クルーニーが宇宙服のジェット噴射だけで追いつくところとか、ISSが宇宙デブリに襲われたときにソユーズと宇宙空間にいたサンドラ・ブロックが無事で済んだところとか、神舟が帰還した後に海に沈むところとか。あと、大したことでもないですが、天宮の中に卓球ラケットが浮いてたり変な仏像が飾られていたり、中国に対する間違った認識も違和感がありました。

一番の違和感は、この映画、原題は『GRAVITY』らしいのですが、なぜ邦題は『ゼロ・グラビティ』にしちゃったんでしょうか。ラストシーンを考えたら、「ゼロ」は余計だと思うんですよね。

いやぁこの映画、まじでいいです。絶対に劇場で鑑賞することをおススメします。今年の長いお正月休みにどうしたらいいかわからない方々には、超おススメです。

LINEで送る
Pocket