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一体何度目だって気もしますが、携帯電話の電波はペースメーカーへ影響を与えないことを厚労省が確認したとの記事を見ました。

すでに第三世代(3G)の携帯電話では影響ないことが確認されていましたが、今回は第3.9世代と呼ばれるLTE方式の携帯電話でも影響ないことを改めて確認したとのことです。まぁ、当然と言えば当然です。

 総務省は12月25日、LTE方式の携帯電話端末は心臓ペースメーカーなどへの影響はないとする調査結果を発表した。結果を踏まえ、電波を利用する端末が医療機器に与える影響を防ぐための指針を改訂。「端末をペースメーカーなどから15センチ以上離す」など、従来の携帯電話と同じ指針をLTE端末にも適用する。
(LTE携帯もペースメーカーに影響なし 総務省が調査結果発表より)

これを受けてか知りませんけれど、電車内で優先席付近では携帯電話の電源をオフにするようにアナウンスする運用を見直す動きがあるとの記事も出ていました。

 総務省の指針緩和を受け、大阪と京都などを結ぶ京阪電鉄は3月から朝夕のラッシュ時などを除き、携帯電話の電源オフを求める車内アナウンスをやめた。車内の混雑状況を見ながら、車掌が臨機応変に対応しているという。
(優先席で電源オフ、見直しの動き 鉄道各社、携帯進化でより)

電車の中で携帯をいじっている人に怒鳴りつけるご老人をときどき見掛けます。かく言う私も電車に乗り合わせたじいさんに文句を言われたことがあります。

私は通勤電車ではだいたい本を読んで過ごしているのですが、最近ではほぼKindleで電子書籍を読むようになりました。紙の本でどんなサイズの本でも片手で読めるのは、混雑した電車の中では快適です。読み終わりそうなときに次の本を持ち歩く必要がないのもよいですね。

それは帰りの下り電車だったのですが、いつものようにKindleで電子書籍を読んでました。あまり考えずに優先席の前に立って読んでいたのでした。

すると、前の席に座ってた70代くらいと思しきじいさんが突然私の足を蹴りつけてきました。そんなに強い力ではないけれど、いきなりだったのでビックリしてじいさんの方を見ました。

すると、

「ここで携帯を使うな」

とおっしゃるわけです。

一瞬何を言ってるのか意味がわからず、茫然としていると、じいさんは窓のステッカーを指差して、

「あれが読めないのか、お前は!」

と声を一段と張り上げておっしゃるわけです。

そのとき私は携帯をカバンの中に入れて網棚に上げていたので、やはり何を言っているのかわからなかったのですが、じいさんが私の手元を睨みつけているので、ようやく、「あぁ、このじいさんはKindleをスマートフォンだと思っているのか」と合点が行きました。

でも人の話を聞くタイプでもなさそうだし、そもそもこんなじいさんに電子書籍と言って理解できるのかも怪しかったし、何よりめんどくさかったので、そのまま無視することにしました。

じいさんは、どうやら私の態度が気に食わなかったようで、優先席から立ち上がり、

「聞いてるのか、お前は!」

とさらに声を張り上げて凄んでくるのでした。

その頃には車内の視線は私たちに集中していました。あぁ、めんどくさいことになっちゃったなぁと思いつつ、周りを見ると、隣に立っていたサラリーマン風のおじさんと目が合いました。

すると、そのおじさんは、

「それ、携帯じゃないですよ。ですよね?」

と間に入ってくれました。

なんていい人なのでしょう。ちょっと頭の薄くなったメタボ気味のおじさんに感謝しつつ、じいさんの方に活字が縦書きに並んでいるKindleの画面が見えるように向けてやりました。読んでいたのはおそらくなにか新書の電子版だったと思います。

じいさんは察したようでしたが、引き下がれなかったのでしょう。

「そんな紛らわしいものをここで使うな!」

と叫んで、私の方を睨みながらそのまま優先席に座りました。無茶苦茶や。

そのじいさんとはたまたま降りる駅が一緒だったので、改札までぴったり後ろについて歩いてみたら、じいさんは走るように去っていきました。あれだけ元気ならペースメーカーを付けてるわけでもなさそうです。

その後も執拗に電車内での携帯電話を目の敵にするご老人をたびたび見掛けます。私には「優先席付近では携帯電話OFF」の私的ルールに乗っかって、日頃の鬱憤を晴らしたいだけのようにしか見えません。

記事では電車内でのアナウンスを止めるという話だけが報じられていましたけれど、それではあのようなご老人の乱暴な振る舞いは後を立たないでしょう。彼らにとっては他人を叩ければ理由は何でもよいようだからです。

「優先席付近では携帯電話OFF」の運用がいつ頃から始まったのか詳しくはわかりませんが、少なくとも10年は続いている社会習慣だろうと思います。影響がないことを明示的に知っている人でない限り、言わなくなったから電源ONでも大丈夫という認識をする人は、たぶんいません。

あの運用を停止するのであれば、鉄道会社は積極的に優先席付近での携帯電話ONは問題ないことをアナウンスするようにしていただきたいと思います。

しかし、見境なく他人を怒鳴りつける老人っていうのは、どうして生まれるんでしょうか。軽い痴呆の症状なのではないかと疑っているのですが、もしそうなら高齢化がますます深刻化すると益々世の中が暮らし難くなるんだろうなぁ、と暗澹たる気分になります。

はぁ。


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  • himitsu

    あー 私も怒られたことあります 私が、というより、優先席付近にまとめて怒ってました 昼間で車内はたいして混んでもいなく、体調の悪そうな人なんて見当たらなかったのに。。。なにがイヤかって、正義を押し付けられたような気になったのがイヤでした たしかに、優先席付近ではすまほやら電子機器は使ってはいけません、その誰も反論できないであろうことが見えている?正義をふりかざされる、というのが。。。私のときはご婦人でしたが、<アタシが正義よ!>みたいなドヤ顔がどうにもこうにもむかついて。。。はいはい、アナタ様が世界で一番正しいですよ、みたいな気分でした めんどくさいので、使用をやめておとなしくしてましたが。。。私もkindle持っているのでまためんどくさいことになったらやだなーと思うことあります。。。
    さて、年内ありがとうございました たのしく拝見いたしました よいお年を。。。

    • himitsuさん、コメントありがとうございます
      お気持ちよくわかります。
      確かに言ってることは正しいんだろうけど、そういうときの態度って人間性が表れますよね。
      いつもコメントありがとうございます。よいお年を。

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