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子持ちの友人と飲んでいたときに、子どもと映画ドラえもんを観に行ったらすごい進化しててビックリしたという話を聞きました。せっかくだからと思い立って一本借りて観てみました。

選んだのは『のび太の恐竜2006』。映画ドラえもんのデビュー作『のび太の恐竜』のリメイクです。

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考えてみると原作の漫画は読んだ記憶があるのですが、旧作の映画は観たことありませんでした。なので比較っぽく書くところは昔のテレビアニメの印象との比較と思ってください。

で、作画や映像の技術はやはりずいぶんと変わっています。構図の奥行きもあるし、細部も描きこまれていて、リアリティが高くなっています。そのせいか全般的に空間が狭く感じられて窮屈な感じもしました。特に、のび太の部屋は6畳くらいあるイメージだったのですが、この映画では4畳半くらいに見えます。

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一番に感じたのは、声優が全面的に変更になった違和感です。ドラえもんは大山のぶ代さんから水田わさびさんに変わっていて、声質は割りと近いのにまったく印象が違います。なんと言うか、以前のドラえもんはのび太の保護者的な面が強くて、のび太たちよりちょっと年上くらいのイメージだったのですが、この映画ではのび太の友だちとしての面が強く出ていて対等なイメージを受けました。なんと言うか、ちょっと頼り甲斐がない感じです。

ストーリーについてはちょっと展開が早い割りに恐竜の描写とか長い尺を取っていてチグハグな印象を受けました。子どもたちは話の流れが理解できるのだろうかと思う反面、逆に子どもたちを飽きさせない演出なのかも、とも思います。この辺は旧作と比較したり最近の子ども向け映画の傾向と見比べないとよくわからないのかも知れません。

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Amazonのレビューでは批判的なレビューが多いようでした。やはり旧作のイメージの強い保護者が書くので、どうしても懐古主義になりがちなのでしょう。もはや昔のドラえもんと今のドラえもんは別の作品だという認識を持つことが重要なのではないでしょうか。

今回、映画ドラえもんシリーズのことを調べてみたら、1980年から2005年を除き毎年3月に公開されていて、近年では確実に30億円の興行収入、300万人の動員を確保しているドル箱になっているようです。

ジブリが7年かけて100億円の興行収入を上げる間に、毎年30億円で200億円を上げているわけです。そりゃリメイクでもなんでも毎年公開すること自体に意味があるんだろうなぁと感じたのでした。

ちょっと雰囲気を知るために一本だけのつもりだったのですが、他の作品や旧作も観たくなってきました。こうやって、子どもの頃に観た世代が大人になって改めて観ることで根強い需要が確保できている面もあるのでしょうね。

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