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2月29日にWindowsの次期バージョン「Windows 8」の公式ベータ版である「Customer Preview」が公開された。ちょうど使い途のないノートPCが転がっていたので早速インストールしてみた。
インストールに必要なものは下のリンク先からダウンロードページに行けば入手することができる。何の個人情報も必要ないので気軽に入手できる。セットアッププログラムとISO形式と用意されている。ブロードバンド回線があってDVDを焼く設備があるのであればISO形式をダウンロードするのがよいでしょう。
Windows 8 Consumer Preview

インストールしてざっと触ってみた感じで思ったところをまとめてみたい。
インストールしたPCのスペックはこちら。
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元々はThinkPad X60sだけれど、メモリを4GBに増設し、HDDを64GBのSSDに換装している。購入時はWindowsXPだったけれど、直前ではWindows7 Home Premiumを動かしていた。

インストールは予想以上に簡単

Windows7からのアップグレードインストールを行った。ほとんど入力する内容もなく、30分程度で無事に終了した。画面はあまり面白い感じではない。今までのバージョンでは新機能紹介みたいな感じになっていたので、この辺は製品版では変わってくるかもしれない。
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アップグレード前にアプリケーションチェックが入って、ウィルス対策ソフト(avast! Free Edition)だけアンインストールしなければいけなかった。アップグレード後に再インストールするようにとメッセージが出ていたので互換性の問題で引っ掛かったわけではなさそう。実際にアップグレード後にインストールしたら快調に動作している。あらゆるウィルス対策ソフトを外させる仕様になっているのかもしれない。

アプリケーションの互換性は問題なさそう

あまり使っていないPCなのでインストールされているソフトウェアも多くなかったのせいか、一通り動かした感じでは特に問題のありそうなアプリケーションは見当たらなかった。元々Windows7で動いていたPCで、かつWindows7から大きくカーネルが変わってないようだから当たり前かも知れない。

アップグレード手順や互換性の問題は長年マイクロソフトが頭を悩ませてきた問題のはずだ。色々とノウハウが蓄積されてようやく結実した感じなのだろう。もしかしたらWindows7でもだいぶ完成されていたのかもしれないけど、ちょっと記憶にないな。

スタートボタンとスタートメニューがなくなった

噂のメトロUIである。
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これが従来のスタートボタンとスタートメニューの替わりになる。Windowsキーを押すとこの画面に戻るようになっている。左下のデスクトップを選ぶと見覚えのあるデスクトップに戻る。アップグレード後にインストールしたアプリケーションは右側にタイルが追加されていくようだ。しかしすでにインストールされていたアプリケーションをどう起動したらいいのかしばらく理解できなかった。いろいろ試していたら、タイルのないところで右クリックすると画面下部に「すべてのアプリ」ボタンが表示されるようになっていることがわかった。

スタートボタンがなくなったので、どうやってシャットダウンするのかもわからなくなってしまった。これも試行錯誤の結果、画面右下にマウスを持っていくとチャームと呼ばれるバーが右端に現れ、その中からシャットダウンすることができることがわかった。
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エクスプローラがリボンインターフェースになった

Office 2007あたりで突如現れて未だに慣れないリボンインターフェースだが、エクスプローラのメニューバーがリボンインターフェースに変更されている。さすがに最初の頃の衝撃はないけれど、やはりちょっと生理的に受け付けない。なんでマイクロソフトがこんなに推してくるのかさっぱり理解できない。
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しかしメトロUIで従来のデスクトップが若干裏に隠れているのは興味深いところだ。WindowsがMS-DOSを「MS-DOSプロンプト」として取り込んだのと同じ方法論なのだろうか。ちなみにコマンドプロンプトはまだ存在している。

MSNアカウントでログインできる

ちょっと面白いと思いつつ、まったく必要ないなと思った。
MSNアカウント(hotmailともいう。正式名称は知らない。)をローカルアカウントとして作ることができて、ログインするとメールとかskydriveとかが勝手に設定される。普段まったく使っていないアカウントなので余計なお世話だ。MS大好きでhotmail三昧な人には朗報かもしれないが、そんな人は寡聞にして知らない。Chrome OSに対抗したいんだろうけれど、OSがそうなってるからhotmailに移行しようなんて物好きはいないだろう。そもそも市場シェアが違うわけで、公正取引委員会(もしくは欧州委員会)あたりが何か言ってこないか少し興味深いところである。

発見した不具合

気がついたら英語キーボード配列になっている事象が発生。調べてみるとすでに何件も同じ事象が報告されているのでCustomer Previewのバグである可能性が高そう。とりあえず何も考えずに再起動したら復旧した。この手の不具合は以前もどこかで見た気がするなぁ。ありがちなバグなのですぐに直るでしょう。

[Win8CP] 日本語配列キーボードが英語配列キーボードとして認識されることがある

とりあえずの結論

今回はタブレットとパソコンの統合OSを目指していると聞いている。そのせいかパソコン用のOSとしてはお世辞にも使い易いようには思えない。(もちろん慣れの問題もある。)ようやく満足に操作できるようになってきたシルバーな方々が何も考えずにパソコン買い替えたらパニックになるのが目に見える。できるだけ安全に移行できるようにうまいことマーケティングしていただけたらいいんじゃないだろうか。

パソコン用のOSとしてWindows7の完成度がかなり高いことを考えると、Windows8がリリースされたとしても慌ててアップグレードする必要はないだろう。どうやらWindows7は2020年1月14日までサポートされるようなので、その間にもっとましなOSが出てくることでしょう。タブレット用としては興味なくはないけれど、タッチパネルのみの操作はまだ辛そうな印象を受ける。製品版(特にタブレット)が出てきたらまたウォッチしてみたい。

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