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2013年2月1日(土)22時から、東京都知事選候補者4名による公開討論会が開催されるそうです。

 2月9日投開票の東京都知事選で、インターネット事業者7社による主要候補者の公開討論会が2月1日に開かれる。
 参加するのは舛添要一、細川護熙、宇都宮健児、田母神俊雄の4氏。初の公開討論会となり、動画サイト「ニコニコ動画」を運営する「ドワンゴ」の本社スタジオで午後10時に始まる。ニコニコ動画やユーストリームで配信される。

出典:都知事選、2月1日に初の公開討論会 ネット7社主催:朝日新聞デジタル

ほんまかいな、と思ってニコニコ生放送のページを確認したところ、確かにチャンネルが用意されていました。本当に公開討論会を第三者である株式会社ドワンゴはじめ7社が主催して開催されるようです。


東京都知事選2014 – ニコニコチャンネル:政治

私の認識では、選挙期間中の第三者主催の公開討論会は公職選挙法第164条の3(他の演説会の禁止)で禁止されており、実施するためには、候補者自身が企画する合同・個人演説会という手法を取るしかありません。これは先日このブログでも書いています。

参考:選挙期間中の公開討論会は禁止されています

ところが、東京都の選挙管理委員会は以下のような理由で問題ないという認識を示したとのことです。

 都選挙管理委員会によると、告示後、第三者主催の演説会は公職選挙法で禁止されているが、「聴衆がいない会場の政策論争は問題ない」という。

出典:都知事選、2月1日に初の公開討論会 ネット7社主催:朝日新聞デジタル

聴衆が同じ空間にいなければインターネット上で何万人が観ていようが公職選挙法上の立会演説会には該当しないという判断のようです。選挙管理委員会が問題ないという判断であれば、問題ないのであろうと理解せざるを得ません。

であれば、スタジオに観覧者を入れずにテレビ討論を放送しても問題ないのではないかと思いますが、そのような番組を私は視聴した記憶がありませんし、今回の都知事選挙でも地上波による討論会の放送は予定されていないはずです。

規制により放送できないのか、需要がないから放送しないのか、どっちなのだろうかと疑問を感じまして、ちょっと調べてみました。だいぶ古い資料ですが、かつてTBSが企画したが実現しなかったという話が見つかりました。

実はTBSも、選挙期間中に都知事選の候補者の討論会ができないものか道を探ったが、法的に非常に難しく、選挙期間中は全くできなかった。これも中立性、公平性という問題が非常に関わってくる。

出典:【報告】政策ディスカッション「政策を競う選挙を考える」

テレビなら問題があってネットなら問題がない事情というのは、私には思い当たりません。テレビ局には公共放送としての放送倫理が問われますから、法規制以外のハードルがあったのかもしれません。テレビとネットの影響力の違いが判断を分けているのかもしれません。

私は公開討論会が行われること自体は非常に有意義なことだと思います。日中働いている人間は街頭演説を聞くことはほぼ無理だし、政見放送や各種ネットの主張では個別に政策を言いっ放しになるため、各論点に関する考え方の違いが見えてきません。

ただし、各候補者への公平性を担保することや公開演説会、公開放送が営利目的で利用されないことには細心の注意を払って運営していただきたいとは思います。

何はともあれ有力候補者が一堂に介して政策議論を行うことは非常に有意義なことであり、選挙戦を占う大きな山場になるかもしれません。

パソコンの前で正座して観賞したいと思います。


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