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2014年4月1日から消費税が5%から8%に上がりました。

私はまだ大きい買い物をしていないので、増税分が財布を圧迫する感覚というのはありません。大体クレジットカードか電子マネーで支払いをするので、金銭感覚が麻痺しているという可能性もあります。

支払額の変化についてはそれほど気にしていないのですが、4月以降明らかに不便になったなぁと感じる点があります。

いわゆる総額表示の緩和です。

例えば、私がよくお昼をいただく「すき家」では、このような広告が貼りだされています。


出典:とろ~り3種のチーズ牛丼 | キャンペーン | すき家

例えば、「並盛390円+税」と書いてあります。

390円×1.08=421.2円ですが、これを暗算できる人ってどれだけいるでしょうか。そりゃちょっとがんばって計算すればできる人も多いでしょうけど、物と値段を見比べてどれにするか考えようとしたらいちいち計算しないといけないのは大変です。

端数はどうなるのでしょうか。実は、端数をどう処理するかは法律では決まっていません。事業者ごとに決めることになっています。

この広告では右下に小さく「※別途消費税がかかります。」と記載されていました。すき家として消費税の端数をどうするかはこの広告では明らかでありません。よほどすき家の事情に詳しい消費者でなければ支払総額を知ることはできません。

消費税の総額表示とは、平成16年4月から実施されている、値札や広告には消費税を含む支払総額を表示することを義務付けた制度のことです。

総額表示の根拠法は、消費税法第63条だそうです。

(価格の表示)
第六十三条  事業者(第九条第一項本文の規定により消費税を納める義務が免除される事業者を除く。)は、不特定かつ多数の者に課税資産の譲渡等(第七条第一項、第八条第一項その他の法律又は条約の規定により消費税が免除されるものを除く。以下この条において同じ。)を行う場合(専ら他の事業者に課税資産の譲渡等を行う場合を除く。)において、あらかじめ課税資産の譲渡等に係る資産又は役務の価格を表示するときは、当該資産又は役務に係る消費税額及び地方消費税額の合計額に相当する額を含めた価格を表示しなければならない

で、今回消費増税に向けて、2013年10月1日から2017年3月31日まで総額表示義務を緩和する特別措置法が施行されています。

6 総額表示義務の特例
 「消費税の円滑かつ適正な転嫁の確保のための消費税の転嫁を阻害する行為の是正等に関する特別措置法」第10条第1項の規定により、平成25年10月1日から平成29年3月31日までの間において、「現に表示する価格が税込価格であると誤認されないための措置」を講じている場合に限り、税込価格を表示(総額表示)しなくてもよいこととされています。
 なお、消費者の方々にも配慮する観点から、この特例の適用を受ける事業者は、できるだけ速やかに「税込価格」を表示するよう努めることとされています。

出典:No.6902 「総額表示」の義務付け|消費税|国税庁

表示価格が税込価格と誤認されないための措置がされていれば、表示から支払総額を知ることができなくても問題ないことになっています。

すき家の例で言えば、「+税」の記載と「※別途消費税がかかります。」の2つで特例法の要件はクリアしているということなのでしょう。

でもね、これ、やっぱり不便ですよ。確かに消費税導入当初は税抜き価格表示が普通に行われていて、買い物のときにも気にするようにはしていました。

でも、10年間総額表示で慣れてきた頭で、いきなり買い物する時に、表示価格が税抜か税込か判断した上で、支払総額を暗算しなければいけないというのは、私のような中年男子には過酷な試練です。

私は昼休みとかに札入れを職場において小銭入れだけ持って昼食に行ったりするんですけれど、手持ちの小銭で払えないかもしれないというストレスは侮れないものがあります。安全を見ていつもより安いものを選ぶこともしばしばです。

あと3年これが続くというのは結構重いなと思います。下手すると増税自体よりも、消費を控えさせる効果があるんじゃないかなんて思うくらいです。

10%になったら暗算が簡単だから気にならなくなるのでしょうか。個人的にはこんな面倒なことになるなら、やはり最初から10%に上げてくれりゃよかったのにと思います。

一日も早く総額表示が再び義務化されることをお待ちしております。

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