スポンサードリンク

田舎暮らしって言うほど悪くないですよ、という匿名の記事を読みました。最近都内から郊外の実家へ移住してそこそこ満足して暮らしている私としては、納得感の高い記事でした。

参照:田舎での生活

都市部がいいか郊外がいいかっていうのは、完全に個人の価値観の問題です。優劣を付けるような問題ではありません。しかし、この記事に対する反応としては、やはり都市部の方が勝っている、という意見が多かったようです。

理由として多くの人が挙げていたのは、都市部の方が選択肢が多いということでした。

確かに、人生において多くの選択肢が与えられるというのは素晴らしいことだと思います。都会の方が人との出会いも多いし、色々な良いものや珍しいものを手に入れることができるし、多くの文化的なものに触れて心が豊かになるかもしれません。

しかしながら、人生において常に多くの選択肢が与えられることが幸福に繋がることとは思いません。ある程度自分というものが固まってきたら他の選択肢って必要ないんじゃないでしょうか。むしろ余計な選択肢がなくなることで自分の人生を前向きに生きられるような気すらします。

人生において一つの選択をすることは多くの他の選択肢を捨てることに繋がります。物事にはタイミングというものがあるからです。私が今から何かスポーツを始めても東京オリンピックに出場できる可能性はほぼありません。

人生は積み重ねです。現在の生活は自分が過去に選択して経験したことに裏打ちされて成り立っているものです。私が普段店で買い物できるのは小学校で算数や国語を学んだからです。私が現在の仕事をできるのは過去に法律やITの勉強をしていくつかの資格を持っているからです。

若い頃は選択肢が多い方が人生を豊かにします。それは間違いありません。しかし、ある程度の年齢になっても多くの選択肢を望むような人は哀れです。人生において何も達成していないことと同じです。

都会には多くの人や物やイベントが満ちています。それを欲する人はそこに行けばよいでしょう。田舎には自然やゆとりや健康的な生活があります。それを欲する人はそこで暮らせばよいのです。重要なことは、自分が欲するものが何なのかをしっかりと自分と対峙して見極めて、それを手に入れるために一つずつ積み上げていくことです。

幸福というのは自分にとって余計な選択肢を捨てていくことなのだと思います。

LINEで送る
Pocket