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次世代の党は日本維新の会が分裂した石原グループの方の新しい政党名です。この「次世代の党」について5つの出願が同日にされていることに気づきました。

この政党名が発表されたのがまさに2014年6月26日でした。ニュースを見て即座に出願手続きを行ったのでしょうか。素晴らしい瞬発力で見習いたいです。


出典:石原グループの新党名は「次世代の党」 イメージ一新へ:朝日新聞デジタル

出願しているのはどんな人たちか

平沼赳夫さんは「たちあがれ日本」の頃から石原氏と行動を共にする有力政治家で、次世代の党の暫定代表となっている方です。この人は事前に政党名を知れる立場にあるわけですから、発表当日より前に出願できなかったのか疑問はあります。当日決まって即発表という流れだったのでしょうか。

上村昭徳さんは、私は存じ上げなかったのですが、2012年の衆議院選挙で日本維新の会から比例東京ブロックで出馬している方のようです。名簿最下位で落選しています。次世代の党と行動を共にするのでしょうか。結果的に代表に喧嘩売る形になっていますが大丈夫なのでしょうか。

株式会社IPV研究所は著書多数の著名な弁理士の方が経営する知財コンサル的な会社のようです(参考)。最近流行り言葉の商標出願を調べると弁理士の人が出願している例が多い気がするのは気のせいでしょうか。

全国賃貸保証サービス株式会社は名前の通り家賃保証会社のようです。他の商標登録をみると飲食系の役務で登録・出願がありますが、本業の商標登録はないみたいでした。ちょっと出願の意図はよくわかりませんでした。

株式会社QUALITYは同じような会社がいっぱいありすぎて正体がよくわかりませんでした。

最終的にはくじ引きで決まる

商標法は先願主義を採用していますが、同日出願については出願人同士で協議を行い、それでも話がまとまらない場合はくじ引きで商標権者を決めることが定められています。

(先願)
第八条
2  同一又は類似の商品又は役務について使用をする同一又は類似の商標について同日に二以上の商標登録出願があつたときは、商標登録出願人の協議により定めた一の商標登録出願人のみがその商標について商標登録を受けることができる。
5  第二項の協議が成立せず、又は前項の規定により指定した期間内に同項の規定による届出がないときは、特許庁長官が行う公正な方法によるくじにより定めた一の商標登録出願人のみが商標登録を受けることができる。

倫理的に言えば平沼赳夫さんが登録されるのが正しいように思えますけれど、他の誰かがゴネた場合にはくじ引きの末、無関係な人が商標権者になって政党活動に支障が出る場合もあり得なくもないわけです。なかなか興味深い事案ですので生温かく見守りたいと思います。

政党名の商標登録問題

政党名の商標登録と言うと、ドクター中松こと中松義郎さんが「維新の会」に関する商標を執拗に出願していることが思い出されます。「平成維新の会(登録第5503114号)」「東京都維新の会(登録第5503113号)」は登録されていますが、「日本維新の会(商願2011-090946)」「東京維新の会(商願2011-090947)」「元祖日本維新の会(商願2012-085150)」「本家日本維新の会(商願2012-085158)」などは拒絶されています。

ちなみに今回調べてわかりましたが、「日本維新の会(商願2011-090946)」と「東京維新の会(商願2011-090947)」については拒絶査定不服審判でも覆らずに知財高裁に審決取消訴訟を提起しているようです。何が彼をそこまで駆り立てるのか不明ですが、どんな論理で反論しているのかはちょっと興味あります。

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