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ドトールとスターバックスの比較みたいな話って経営学界隈では定番の話なのですが、その辺の話を個人的にまとめる必要が出てきたもので、喫茶店業界全体の動向を把握するために参考資料の一つとして斜め読みしました。

本書で面白かったのは第3章から第5章。日本のカフェ業界の歴史を追い、過去から現代までの個性的なカフェ・喫茶店を取り上げて分析しています。

参考までに本書で取り上げられていたカフェは以下のとおり(ただし、大手チェーン店および閉店した店は除く)。

第3章 「居心地」を提案した喫茶文化の歴史

銀座カフェーパウリスタ

銀座ライオン

桃乳舎(とうにゅうしゃ)@日本橋

カフェ・ド・ランブル@銀座

カフェ・バッハ@南千住

名曲喫茶ライオン@渋谷

第4章 現代型「セルフカフェ」vs.昔ながらの「喫茶店」

ピースコーヒー@茂原(千葉県)

アルルカン@経堂(世田谷区)

カフェニキ@上野

第5章 多様性重視の「総合型」vs.絞り込んだ「テーマ型」

カフェタナカ@名古屋市北区

ヒロコーヒー@吹田市(大阪府)

ロイヤルクリスタルカフェ@銀座

New Zealand Travel Cafe@六本木

カフェメイリッシュ@秋葉原

カフェロッタ@世田谷区

個人的には、日本最古のカフェと言われる「カフェーパウリスタ」と、ドトール創業者・鳥羽博道氏がプロデュースした超高級店「ロイヤルクリスタルカフェ」に魅かれました。

それぞれ趣向を凝らしていて、ビックリするような値段のコーヒーとか存在することを知ることができたのは収穫でした。婚活サイトなどで趣味はカフェ巡りとか書いてる女性をよくお見掛けしますが、こういうことだったんですね。スタバやエクセルシオールで粘ってるのかと思ってました。

本書は2009年ということで、スターバックスがリストラ直後だったりとか、コンビニのカウンターコーヒーなど影も形もなかったりとか、いくつかすでに閉店している店が紹介されていたりとか、本気で喫茶業界を分析しようとするとちょっと情報が古い感じもあります。その辺りを割り引いても、カフェの歴史とか多くの個性的なカフェの舞台裏とか、なかなか興味深い話題が盛りだくさんで、お買い得感の高い書籍でした。

たまには一日掛けて1杯1000円超えるカフェを堪能するのも悪くないかもしれません。

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