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2014年10月15日深夜、入間市内で通り魔殺人があったとのこと。

私にとっては幼女連続誘拐殺人事件(いわゆる宮崎勤事件)以来の身近で起きた凶悪犯罪なのでメモしておこうと思います。なお、下記は基本的に広く報道された内容だけですから目新しい情報はないと思っていただいて結構です。

まずは第一報を報じた新聞各紙です。おそらく警察の発表をそのまま報じているため、各紙とも大きな違いはありません。ここでは朝日新聞から拝借。

 15日午後10時50分ごろ、埼玉県入間市豊岡1丁目の路上で女性が血を流して倒れていると、近隣住民が県警狭山署に届け出た。女性は、近くに住む私立大学3年生佐藤静香さん(21)で、まもなく死亡が確認された。県警は16日未明に「女性を刺した」と狭山署に出頭してきた私立大学2年生沼田雄介容疑者(20)=同市豊岡5丁目=を殺人の疑いで緊急逮捕し、発表した。

 捜査1課によると、沼田容疑者は15日午後10時15~45分ごろ、佐藤さんの自宅近くの路上で、佐藤さんの胸など数カ所を刃物で刺し、殺害した疑いがある。捜査関係者によると、沼田容疑者は「コンビニから出てくる佐藤さんの後を付けた。殺すのは誰でもよかった」などと、容疑を認める供述をしているという。

 現場は入間市役所から西に約100メートルの住宅街。現場付近で、凶器とみられるナイフが見つかった。沼田容疑者は、佐藤さんとは面識がなかったとみられ、同課で詳しい動機を調べている。

出典:女子大学生が路上で死亡 殺人容疑者「誰でもよかった」:朝日新聞デジタル

ニュース映像を見ると、事件現場は入間市役所と県立豊岡高校グラウンドの間にあるアパート脇の路地の模様。被害者の自宅は事件現場の目の前のマンション。バイト先だったコンビニはおそらく市役所前のセブンイレブン。

地図で見るとこの辺りです。

被害者の現住所が豊岡1丁目、加害者が豊岡5丁目とのことで、1歳違いなら小中学校が同じとかないんだろうかと思いましたが、豊岡1丁目は豊岡小学校→豊岡中学校、豊岡5丁目は東町小学校→東町中学校なので近所ではあるけれど学区は違う模様。

被害者の自宅マンションは比較的新しいマンションなので大きくなってから引っ越してきて地元の出身ではない可能性も高そう。

被害者は大東文化大学3年生、加害者は日本文化大学2年生とのこと。

大東文化大学は川越と板橋、日本文化大学は八王子ですね。下宿するにはどちらも交通が不便ですから、おそらくどちらも実家暮らしでしょう。

加害者の方は地元の消防団に所属していたという報道もあったようです。少なくとも加害者は地元出身者である可能性が高そう。

ちなみに私は15年以上前ですが学生時代に東町のam/pm(現在はセブンイレブン)でアルバイトをしていましたので、少年時代の加害者もしくは加害者の家族にニアミスしている可能性がありそうです。

事件から2日経って犯人の供述内容も少しづつ報じられています。

 埼玉県入間市の路上で15日夜、大学3年の佐藤静香さん(21)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された近くに住む大学2年の沼田雄介容疑者(20)が、「女性だと反撃されにくいと思い、襲った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。2人は知人関係にはなく、県警は沼田容疑者が不特定の人物を狙ったとみている。

 沼田容疑者は調べに対し、「凶器のナイフは1週間前に買った。誰かを殺そうと思って歩いていたら、コンビニから出てくる女性(佐藤さん)が目にとまった」などと供述しているという。

 佐藤さんの死因は、司法解剖の結果、胸など数十カ所を刺されたことによる失血や呼吸不全だった。県警は、沼田容疑者が強い殺意を持っていたとみている。

出典:「女性だと反撃されにくい」 女子大生刺殺容疑者が供述:朝日新聞デジタル

なんかもうクソみたいな男だなと感じるのですが、一体何が気に入らなかったのか真相を解明した上で、厳重な処罰をお願いしたいところです。

最後になりましたが、被害者のご冥福をお祈り致します。

追記(2014/10/20)

加害者と被害者は最近知り合って知人関係だった可能性があるようです。

 埼玉県入間市の路上で、近くに住む大東文化大3年、佐藤静香さん(21)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同市の日本文化大2年、沼田雄介容疑者(20)が佐藤さんと事件前に食事をするなど面識があったことが18日、関係者への取材で分かった。

 沼田容疑者は県警の調べに対し、佐藤さんについて「近くのコンビニ店員で、顔は知っている」と説明。県警は沼田容疑者が当初から佐藤さんを狙っていた疑いがあるとみて、「誰でもよかった」との供述の信憑(しんぴょう)性について慎重に捜査を進める。

 関係者によると、沼田容疑者は知人に「コンビニにかわいい子がいる」などと話しており、今年7月ごろに佐藤さんと知り合った。約1カ月後には共通の知人とともに3人で食事をしたという。

 佐藤さんはこの頃、「バイト帰りにつけられているかもしれない」と周囲に相談していた。

出典:被害者と3人で食事 入間女子大生殺害 7月ごろ知り合う – 産経ニュース

事件前にはバイト先のコンビニに来店している姿が確認されているようです。加害者の住所からして自宅最寄りのコンビニなので来店していること自体に不思議はないように思えます。

 埼玉県入間市の路上で、近くに住む大東文化大3年、佐藤静香さん(21)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された同市の日本文化大2年、沼田雄介容疑者(20)が事件直前、佐藤さんのアルバイト先の店先でうろついている姿が防犯カメラに写っていたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。埼玉県警は、沼田容疑者が佐藤さんを店先で待ち伏せしていた可能性もあるとみて、2人の詳しい関係を調べている。

 捜査関係者によると、沼田容疑者が事件直前、店の前をうろつく姿が防犯カメラに数分間写っていたほか、事件以前にも数回、客として来店している姿が確認されたという。

 沼田容疑者はこれまで、「人を殺そうと思ってナイフを持っていたら、たまたま目の前のコンビニから女性が出てきた」と供述。佐藤さんについては「近くのコンビニ店員で、顔は知っている」と説明している。県警は沼田容疑者が当初から佐藤さんを狙っていた可能性も視野に入れて、慎重に捜査を進める。

出典:入間女子大生殺害 事件直前、防犯カメラにうろつく姿 待ち伏せか – 産経ニュース

追記(2014/10/23)

やはり加害者は地元の出身者の様子。高校中退して大学も辞めようとしていたようで堪え性のない男だった印象。

彼女にフラれて自暴自棄だったようですが、それにしても見知らぬ人を執拗に数十か所めった刺しにするには動機として弱い感じがします。

■警官を夢に両親と弟の4人暮らし

 刹那的な通り魔殺人という見方には、沼田容疑者を知る近隣の男性も首をかしげる。
「雄介くんのお父さんは会社員、お母さんは専業主婦、弟さんと4人暮らしで、ホントごく普通の家庭なんです。雄介くんは地元の小中とサッカー部で、ゴールキーパーをやっていた。『うまい』と評判で、友達も大勢いた。奇行? 聞いたことがない。通り魔殺人的な事件を起こすタイプとは思えません」

 別の近隣住民も、こう口をそろえる。
「高校は一度中退したそうですが、中学時代から警察官になるのが夢で、警察官の採用率が高い大学に進学した。地元の消防団にも参加するなど、まじめなところがあるんです。一時期、太っていましたが、大学に入ってから急に痩せてイケメンになった」

 近所の評判は悪くないのだが、沼田容疑者の友人の証言は気になる。
「(沼田は)今年1月にカノジョと別れたんですが、その後、しばらくストーカーみたいにつきまとっていました。大学の人間関係はうまくいってなかったみたい。大学を辞める辞めないで、家族と揉めたそうです。2カ月ぐらい前かな、<コンビニにかわいいコがいるんだよね>と話してたのを覚えてます。3週間前に会った時には悩んでいる様子で、ほとんどメシも食ってないようでゲッソリしてました」

出典:日刊ゲンダイ|入間・女子大生刺殺 ナゾ深まる「誰でもよかった」の動機

一週間前から凶器を準備して街を徘徊していた模様。当日21時頃には入間市駅前で獲物を物色していたとのこと。

私、ちょうどそれくらいの時間に近くを通ったんですけど。恐ろしい恐ろしい。

 沼田容疑者は15日午後8時ごろ、自宅から外出。同8時45分ごろ、佐藤さんのアルバイト先のコンビニ店に立ち寄っていた。その後いったん西武池袋線入間市駅近くまで徒歩で移動した。当時の心境を「誰かを殺そうと思って歩いていた。自分より弱そうな人がよかった」と供述しているという。

 午後10時すぎ、アルバイトを終えた佐藤さんの後をつけ、沼田容疑者は犯行に及んだとみられる。沼田容疑者は、これまでにコンビニ店に訪れたことがあったが、直接的な面識はなかった。同容疑者は、佐藤さんについて「コンビニ店で働いていた記憶はあった」と指摘する程度だという。

出典:入間女子大生殺人1週間、動機見えず ナイフ購入前に殺害決意か

追記(2014/11/06)

所用で事件現場の近くへ行ったので様子を見てきました。たくさんの花やお供え物があり痛ましい限りでした。

事件現場は被害者の自宅マンションから徒歩1分ほど、バイト先のコンビニからは徒歩3分ほどの場所です。現場はシングル向けアパートの目の前でほとんどの部屋は入居しているようでした。こんなところで凶行に及ぶ神経がまったく理解できません。

シフトを上がって5分もすれば自室へ帰られる生活でこんなことが起きるとは誰も想像しなかったことでしょう。改めてご冥福をお祈りします。

追記(2015/6/11)

埼玉新聞による追跡取材がありました。

2014年10月20日の産経新聞『被害者と3人で食事 入間女子大生殺害 7月ごろ知り合う』はデマだったそうです。

 一方、遺族は佐藤さんを失った現実を受け入れられぬまま、過熱する報道に傷つけられた。事件をめぐる報道に、現在でも疑念を持ち続けている。
 事件の翌日、佐藤さんと沼田被告を知るという男性2人が報道陣の取材に応じた。男性2人は佐藤さんと沼田被告が事件前に食事をするなど面識があったかのような発言を繰り返した。しかし、男性2人は佐藤さんの名前を間違えるなど、信ぴょう性は疑われた。
 一部報道では、男性2人の証言を報じ、佐藤さんと沼田被告が知り合いであるかのような印象を与えた。報道を受けて、県警は「そのような事実は確認が取れていない」と否定したが、一度発せられた報道を消し去ることはできなかった。
 佐藤さんの父親が報道を知ったのは、事件直後の慌ただしい警察署の中だった。「なぜ裏付けも取らずに報じるのか。報道への不信感が募った」。佐藤さんの遺族は報道の内容を否定したくても、事実を社会に訴えるすべがなかった。
 両親は「静香の名誉を深く傷つけられて悔しかった。報道一つで静香を知らない人たちに、イメージが植え付けられてしまう。静香の本当の姿を、真実を伝えてほしい」と訴えている。

出典:入間女子大生殺人8カ月 聞こえぬ笑い声、報道にも遺族傷つく

追記(2015/9/29)

2015年9月28日、初公判が開かれたとのこと。

刑務所に行って人生をリセットしたかったと動機を述べており、極めて身勝手な理由で凶行に及んだことが明らかになりました。

望み通りに刑務所送りにするのも釈然としない気持ちがあります。犯行も残忍で動機も身勝手ですから極刑でもいいんじゃないかという気がします。

 埼玉県入間市で昨年10月、大学3年生の佐藤静香さん(当時21)が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた同市豊岡5丁目、無職沼田雄介被告(21)の裁判員裁判の初公判が28日、さいたま地裁(片山隆夫裁判長)で開かれた。沼田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 起訴状によると、沼田被告は昨年10月15日午後10時10分ごろ、自宅近くの路上で、面識のない佐藤さんの背中や胸をコンバットナイフ(刃渡り約18センチ)で30回以上突き刺し、失血や呼吸不全で殺害したとされる。

 被告人質問で、沼田被告は「自分の人生をリセットするために刑務所に行きたかった。確実に実刑判決を得るために殺人を選んだ」などと動機を説明した。

出典:「人生リセットのため」 埼玉・女子大生刺殺事件初公判:朝日新聞デジタル

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