スポンサードリンク

西日本新聞が『不正ダウンロードで著作権侵害』という記事を掲載していました。ざっと調べた限り他の報道機関で同様の報道をしているものは見当たりません。

著作権法で違法ダウンロードを刑事罰化する法改正が行われたのは平成24年10月ですが、私の知る限り違法ダウンロードによる逮捕者は今まで出ていません。

ついに初の逮捕者が出たのか、と詳細を読んでみてビックリしました。

 福岡県警は20日、著作権法違反の疑いで、群馬県桐生市の派遣社員の男(53)を逮捕したと発表した。逮捕容疑は昨年10月、自宅でインターネットのファイル共有ソフトを使って歌謡曲など11曲をダウンロードできる状態にし、日本音楽著作権協会の著作権を侵害した疑い。38府県警が17~19日に一斉摘発し、男を含む13人を逮捕、27人を書類送検した。

出典:不正ダウンロードで著作権侵害 福岡県警が容疑で男逮捕 – 西日本新聞

「不正ダウンロードできる状態にする」のは「不正アップロード」です。不正アップロードによる著作権侵害は近年特に厳しく取り締まりがされており、目新しいことではありません。

なんじゃこりゃ。釣り記事か。

著作権法上、不正ダウンロードと不正アップロードは明確に区別して取り扱っているのですから、適切なタイトルで報道するのが新聞社の責務だと思います。西日本新聞社には猛省していただきたいところです。

ファイル共有ソフトを使用するということは自らダウンロードすると同時にアップロードしている状態なので、現状ではかなりリスクの高い行為になることは知っておいた方がよいでしょう。正直言って今どきファイル共有ソフトなんて使っている人がこんなにいるとは驚きでした。

ところで今回の検挙は全国的に行われた一斉摘発の一環ということのようです。過去最高の検挙者ということですが、今後も増えていくことでしょう。

 警察庁によりますと、ファイル交換ソフトを使って映画や音楽などをインターネット上に違法に流出させ、誰でも閲覧できる状態にしたとして、19日までの3日間、全国の警察が一斉摘発に乗り出し、合わせて40人を著作権法違反の疑いで検挙しました。
 6年前から毎年のように行われている一斉摘発での検挙者としてはこれまでで最も多くなりました。このうち広島県では竹原市の課長が逮捕されたほか、大阪では21歳の大学生が書類送検されました。年齢別では、40代が14人と最も多く、次いで20代と30代がそれぞれ8人、50代が7人などとなっています。

出典:ネット上に違法流出 一斉摘発で40人検挙 NHKニュース

毎年2月に一斉摘発が行われるという事実がわかったのは収穫かもしれません。年度末で点数稼ぎにやってるんでしょうか。皆さま、お気をつけください。

関連記事

違法ダウンロード刑事罰化を含む著作権法改正案が恙無く成立した感想など
「平成24年著作権法改正の評価と課題」セミナーに参加した
著作権侵害は親告罪だから告訴がなければ警察は動かないという誤解

LINEで送る
Pocket