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安倍晋三元首相が自民党の新総裁に返り咲きました。

自民総裁選:安倍晋三元首相が新総裁に- 毎日jp(毎日新聞)
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二大政党の一角を占める自民党の総裁は、次の総選挙の結果次第では総理大臣になる可能性が高い地位です。当然国民の目は、安倍さんが次の総理大臣にふさわしいかどうか、という目線になるわけですが、評判はあまり芳しくないようです。すでに一度総理大臣を経験しており、あまり良い印象を持っていない人が多いのが一番の原因でしょう。

個人的には、前回の安倍政権については、結果は出せなかったけれど、その責任をすべて安倍晋三さんに帰するのは気の毒だと感じていました。総理を辞任したときも、まだ若いし、いずれ再起の芽は出てくるんだろうな、という予感はしていました。

次の総選挙は間違いなく政権を選択するための選挙になります。今のところそれは、野田内閣を選ぶのか、安倍内閣を選ぶのか、という問題を意味しています。であれば、この機会に改めて前回の安倍政権は何が問題だったのか、振り返ってみることは重要なことだろうと考えました。

安倍政権のこれが問題だった

政権投げ出し

何と言っても安倍さんの評価を最低にしてしまったのが、政権投げ出しイメージです。これは臨時国会において所信表明演説を行った、その2日後に急遽辞任を表明したという、そのインパクトが強烈過ぎたからでしょう。

そもそもは直前の参議院選挙で自民党が大惨敗を喫し、進退が問われていた背景があって、そこで頑なに退陣を否定してきて叩かれていたところでの退陣表明だったというのが大きいと思います。参議院選挙で敗北後にすんなり退陣していれば、こんなに禍根を残さなかったんじゃないかと思います。

いずれにしても、あの時期にすでに安倍内閣は死に体になっていて、あそこで辞めたこと自体が安倍内閣の評価になるのは短絡的過ぎるのではないかと思うのです。

閣僚の不祥事連発

参議院選挙で惨敗をした原因はやはりここにあるのでしょう。事務所費問題、閣僚の問題発言などで多くの閣僚が辞任しました。ざっと調べるとこれくらいあったみたいです。すべて一年間にあった出来事です。

  • 佐田玄一郎行革大臣 事務所費問題で辞任
  • 伊吹文明文科大臣 事務所費が問題に
  • 柳澤伯夫厚労大臣 「女性は産む機械」発言が問題に
  • 松岡利勝農水大臣 事務所費問題、後に自殺
  • 久間章生防衛大臣 「原爆投下はしょうがない」発言で辞任
  • 赤城徳彦農水大臣 事務所費問題で辞任
  • 小池百合子防衛大臣 イージス艦機密情報漏洩問題で引責辞任

安倍さん本人の任命責任は勿論免れませんけれど、この辺の問題は自民党自体が腐りきっていて、小泉内閣の間は押さえ込まれていた膿が噴出したようなものだと思います。そういう意味では、小泉さんの後を継ぐことになったことが安倍さんの一番不幸なことだったのかもしれません。

郵政民営化造反議員の復党

閣僚の不祥事はある意味マスコミが作り上げた面もありました。失言なんてものは周りがスルーしてしまえばそれまでですから、それをマスコミが殊更に大きく報じる状況になってしまったことが、そもそもの敗因と言えます。

そのような状況にしてしまった決定的な出来事が、郵政民営化造反議員の復党許可でした。

まず安倍内閣発足時の内閣支持率は70%を超える高いものでした。小泉改革路線の継承すると期待されてのものです。小泉改革路線の象徴はまさに郵政民営化でした。国民は、小泉元首相が自民党を分裂させてまでなお国民の信を問い、それを勝ち取り実現させた政策に、ある意味酔っていました。これに反対して自民党を出て行った議員を政権与党に復党させるという決定は、国民に対する裏切りでした。

結局のところ、安倍さんは小泉改革路線を継承すると言いながら、その本質を見誤っていたのだろうと思います。それが先の安倍内閣が失敗に終わった最大の原因だったのだろうと考えます。

望むのは政界再編

一応これで自民党と民主党の党内人事は終了して、いよいよ総選挙に向けて突き進む態勢になりました。では今総選挙になったとしたら、自分はどこに投票するだろうかと考えてみたのですが、結果は出ませんでした。

代表選と総裁選の様子を見ていると、いずれも候補者が乱立した割に政策上の大きな争いはなく、結局は党内の力関係から選出されたような印象を受けます。特に自民党総裁選は派閥色が色濃く出ていて、小泉政権以前の自民党に戻ってしまったかのようにも見えます。一方の民主党も小沢グループとの分裂や橋下新党への離脱者が続出しもはや政権を取った時の勢いは見る影もなく、政策も大きく転換してしまいました。

では二大政党に続く政党でどこかないかと見回してみても、「みんなの党」や「国民の生活が第一」は元々自民・民主の議員たちで大きく独自色を打ち出せているわけでもなく、「たちあがれ日本」「新党改革」「新党きづな」は完全に梯子を外されて泡沫政党化しています。

この状態であれば橋下新党「日本維新の会」に国民の期待が集まるのは理解はできるのですが、ここにきて日和見議員たちが主に民主党から離脱して鞍替えする様を見ていると、国政において大阪府・市で実行してきたドラスティックな政策が実行できるか大いに疑問に感じます。

そんなわけで、ざっと今の政治状況を見回しても、次の選挙で投票できる政党は皆無です。個々の議員たちがブログやtwitterで発信しているのを見る限りでは応援したい人たちもいっぱいいるのです。この手詰まり感を解消するには、自民も民主も一旦解散して政界を再編するしかないだろうと思うのです。

次の総選挙前までに、確実に一票を託せる政党が現れていて欲しいと切に願います。よろしくお願いしますよ、ほんとに。

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