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『詭弁論理学』を読みました。

初版が1976年10月25日発行、手元のものは2014年1月25日発行の62版です。40年間に亘って売れ続けているまさに名著です。

本書は四章構成になっています。

Ⅰ章では本書で扱う強弁、詭弁、論理のあそびについて実例を挙げながら簡単に紹介しています。

Ⅱ章では「強弁術」について実例を挙げながら分類します。曰く、強弁術には小児型強弁、二分法、相殺法があります。それぞれに対する対処法も示しています。

Ⅲ章では「詭弁術」について実例を挙げながら分類します。最初に強弁と詭弁の違いを示し、あてにならない話、論点のすりかえ、主張の言いかえ、消去法、ドミノ理論に分類して特徴と対処法を説明します。

Ⅳ章では「論理のあそび」について実例を挙げて解説します。取り上げているのは、四十人の貴族とその従者、理髪師のパラドックス、自己矛盾を利用したパラドックス、死刑囚のパラドックスです。

さらに付録として、鏡をめぐっての会話を取り上げます。これは「鏡で見ると、左右は逆になるのに、上下は逆にならない」という命題について三人の登場人物が議論をします。

事例が豊富で語り口も軽妙なので読んでるだけで楽しい文章でした。現代のインターネットなどでも強弁や詭弁は多々見られますけれど、ほとんどは本書の分類に当てはまりそうです。

薄くて勢いよく読める分、個々のテーマを咀嚼して読むには至りませんでしたが、じっくり読んで対処法をマスターして無駄な議論で魂を消耗しないで済むようになりたいです。

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