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米国の連邦最高裁が同姓婚を禁止する州法を違憲とする判決を出したそうです。ここ数年、多くの州で同姓婚を認める州法が成立してきましたが、この判決により全米で同姓婚が合法化することになります。

 アメリカの連邦最高裁判所は、男性どうしや女性どうしが結婚する同性婚をすべての州で認める判断を示しました。全米で同性婚が事実上、合法化されることになります。
 アメリカでは、全米50州のうち37の州と首都ワシントンで同性婚が認められる一方、中西部オハイオ州など4つの州を管轄する連邦高等裁判所は、去年11月、同性婚を認めない判断を示しました。
 同性婚の是非に対する司法の判断が州で分かれたことから、連邦最高裁判所が審理を進めていました。
 アメリカでは同性婚の是非を巡って長年、世論を二分する議論となってきただけに、全米で同性婚を認めれば、歴史的な判決になると注目を集めていました。

出典:米連邦最高裁 全州で同性婚認める判断 NHKニュース

このニュースの反応を眺めていると、あたかもこの判決がオバマ政権の手柄であるような感想をおっしゃっている人が散見されました(参照)。三権分立とか裁判所の独立とかって概念を理解していたら、そんなこと思い付かないと思うんですけどね。

言うまでもなく、三権とは立法、司法、行政のこと。その三権が独立して互いに侵されないことにより国家の暴走を防止しようという先人たちの知恵が三権分立です。特に米国は判例法の国で判決がそのまま強い法規範になります。すなわち最高裁も一定の立法機能を果たしていますから、仮に最高裁がホワイトハウスの意向に沿って判決を出していたら、ホワイトハウスが三権すべて掌握することにもなりかねません。これは恐ろしいことです。

そもそも米国は最高裁判所判事は終身制なので、特定の政権の意向には影響され難い仕組みになっています。特に独立を重視する米国で、裁判所が政権の意向を汲んで判断をするなど極めて考え難いことです。

こういう人たちって、いわゆる「お上」のすることであって、国会も内閣も裁判所も官庁も役所もごっちゃになってるんでしょうか。まぁ知らないだけなら別に良いんですが、知らないと正しい人に向けて正しい働きかけができないので、結果的に損するのは自分なんじゃないかな、と心配です。

余計なお世話ですか、失礼しました。

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