スポンサードリンク

アップルがイスタンブールと中国・瀋陽市にあるアップルストアのデザインについてデザイン特許を取得したという記事を見ました。

Apple Storeといえば、どれもシンプルで美しいデザインが人々を魅了しますが、ニュースメディア『9to5Mac』は、Appleがトルコ・イスタンブールにある「Apple Store, Zorlu Center」と中国・中街大悦城にある「Apple Store 零售店」のデザインについて、特許を取得したと報じています。

出典:Apple、イスタンブール/中国のApple Storeのデザイン特許取得 – iPhone Mania

アップルストアと言えば以前トレードドレスの商標を取ったのが話題になったのを思い出します。当ブログでも記事にしていました。

米国特許商標庁が2013年1月22日にアップルストアのレイアウトに対して商標権を付与したことが報じられていました。

出典:アップルストアの良い感じな雰囲気が商標権を取得

今回デザイン特許を取得したのは、イスタンブールと中国・瀋陽市のアップルストアですが、他にもニューヨーク五番街や上海のアップルストアについてもデザイン特許を取得しているようです。

イスタンブールは米国特許D750275号です。

istanbul1

実店舗のデザインはこちらです。

istanbul2

中街大悦城は米国特許D750274号です。

zhonjie1

実店舗のデザインはこちらです。
zhonjie2

ニューヨーク五番街は米国特許D712067です。

fifthavenue

実店舗のデザインはこちらです。

fifthavenue2

上海は米国特許D732188です。

shanghai1

実店舗のデザインはこちらです。

shanghai2

さすがにどこもクールですね。パクリを警戒したくなるのもわかります。

ちょっとビックリしたのは米国のデザイン特許が不動産も対象となることです。米国のデザイン特許は日本の意匠権のようなものと説明されることが多いですが、日本の意匠制度では原則として不動産について登録することができません。「意匠」は「物品」の形態であるところ、「物品」とは「有体物のうち、市場で流通する動産(意匠審査基準第2部第1章21.1.1.1)」とされているからです。

日本の意匠制度にとって今一番のネックになっているのが対象物品の狭さです。諸外国ではすでに保護対象となっているソフトウェアの画面デザインなども、日本では2016年4月の審査基準改正でようやく保護対象となったくらいです。

2015年5月にハーグ協定が発効して国際登録も受け入れるようになったわけですから、抜本的な保護対象の見直しが求められます。

LINEで送る
Pocket