雨漏りだけどお金がない…そんなときにできること!

憧れのマイホームを手に入れた後、経年劣化や手抜き工事が原因で雨漏りが発生して、「雨漏り修理するのにお金がない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

修理代を捻出するのが難しいからといって、雨漏りをそのまま放置しておくと室内に湿気がこもり、住環境が悪くなり、住宅寿命を縮めてしまいます。

そこで、この記事では自分でできる対策や少ない費用でできる雨漏り対策について提案します。「雨漏り修理でお金がない」とお悩みの方は、ぜひ今後の参考にしてみて下さい。

雨漏りしたけどお金がない!まず最初にやるべきこと

「室内の天井からしたたるように水滴が落ちてくるようになった」住まいのちょっとしたトラブルに気づいたら早めに原因を追究することが重要です。

「家の中で雨漏りがしているけれど修理のお金がない」とお困りの方は、あわてずに落ち着いて、以下の通り最初に行うべき2つの方法を実践してみて下さい。

雨漏り箇所の特定

雨漏りトラブルを速やかに解決するには、雨漏りの早期発見が重要となります。家の中のどこで雨漏りが発生したのか、その発生源を突き止めて特定します。

戸建住宅で雨漏りが発生しやすい場所は、屋根・防水シート・ベランダ・バルコニー・天窓・サッシ周り・外壁・防水シート・天井などです。

雨漏りが発生した原因を突き止めて、どこが発生源なのか特定することができれば、適切な対処ができるようになります。

雨漏り被害を拡大させない応急処置

雨漏りが発生したら、その原因を早めに突き止めて被害を拡大させないための応急措置を行います。天井で雨漏りが発生した場合は、床上にバケツやタライを置いて、床上が濡れないように応急処置を行いましょう。

ただし、バケツはタライを置きっぱなしにしてはいけません。雨漏りが激しい時はすぐにバケツやタライに雨水が満ちるので、様子をみながら溜まった雨水を捨ててから置き直しましょう。

天窓やサッシ周りの雨漏りに気づいたら、窓サッシに乾いた雑巾やタオルを敷き詰めて湿気がこもらないようにして下さい。時間が経過すると雑巾やタオルが濡れるので、その都度交換しましょう。

雨漏りの早期発見で適切に対処しておくことで、修理費用を最小限に抑えることができます。

参照:雨漏り防止対策

お金がないときに家にあるものを使った雨漏り対策

雨漏り対策の応急処置として、バケツや雑巾の他に吸水シートや紙おむつ (赤ちゃん用・高齢者向けの介護用) を使う方法もあります。犬や猫などのペットを飼っている方は、ペット用シートで代用しても良いでしょう。

吸水シートや紙おむつの大きさや性能によってもそれぞれ違いはありますが、吸水量は最大で5リットル前後のものもあります。

バケツやタライだと場所によっては置きにくく、大きさが決まっているので雨漏りを防ぐにも限界があります。一方、吸水シートや紙おむつなら柔軟性があり、自由にどこでも置けるので便利です。

吸水シートや紙おむつがなければ、新聞紙や古雑誌などの紙類をちぎって、雨漏りが発生した場所に置いておくことで応急処置として役立てられます。

低予算の雨漏り対策!ホームセンターを活用しよう!

室内の雨漏りが広範囲であれば、バケツやタライ、雑巾やタオルで応急処置をしても間に合いません。限られた予算の範囲内で雨漏り対策を実践するなら、ホームセンターに行ってみてはいかがでしょうか。

最寄りのホームセンターに出向いてブルーシートを複数枚購入して、雨漏りが発生した箇所に設置します。雨漏りが激しい時はできるだけ短時間でブルーシートを新しいものに交換して、しばらくの間は様子を見てみましょう。

屋根や天井で雨漏りが発生している場合は、屋根に上るのは大変危険です。屋根裏または天井裏にビニールシートやブルーシートを置いて、室内への雨水の浸入を防ぎます。

ブルーシートとビニールシートはプラスティックが原材料ですが、ビニールシートにはPVC(ポリ塩化ビニル) 、ブルーシートにはPE (ポリエチレン) が使われています。

双方ともに耐久性や耐寒性にも優れており、丈夫な素材なので繰り返して使えます。

雨漏り修理を業者に依頼する際は補助金が使えるか確認しよう!

雨漏り修理を専門の業者に依頼する際には、補助金制度の活用について事前に確認しておくことをおすすめします。

雨漏り修理を業者に依頼する場合、その発生源や規模によってもそれぞれ違いがありますが、最低1万円程度、最大で100万円以上かかるケースも少なくありません。

雨漏り修理でコーキングの打ち替えが行われる場合は2万円から最大50万円程度、棟鈑金の交換・修理の費用相場は5万円から40万円程度が相場です。

一方、カバー工法による屋根の重ね葺き工事の費用相場は80万円から250万円程度ですから、かなり大きな出費になってしまいます。

雨漏りの範囲が狭く、軽症であれば少額の費用を負担すれば済みますが、お守りの範囲が広い場合や大規模な修理工事が必要な場合は100万円以上の費用がかかります。全額自己負担になると家計に大きな支障をきたし、生活費のやりくりが大変になります。

雨漏り修理を業者に依頼する際に、地方自治体による補助金制度の情報を調べておいて、適用条件に該当するかどうか確認しておいて下さい。

補助金制度を活用すれば、10万円から20万円程度の補助金が給付されるため、雨漏り修理の負担を最小限に抑えることができます。

参照:地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト

まとめ

この記事ではご家庭でできる雨漏り対策の応急処置について解説し、低予算でできる雨漏り対策や補助金制度を活用する方法についてお伝えしました。

住まいの経年劣化が原因で雨漏りが発生するケースもあれば、新築を建築する際の手抜き工事が原因で起こりうることもあります。

雨漏りを始め、住まいのちょっとした異変を感じたら早めに原因を突き止めて、適切な応急措置を行うことが重要です。

ただし、吸水シートやバケツを置くのはあくまでも一時的な対策です。同じ対策をいつまでも続けるだけでは根本的な解決にはなりません。一刻も早く信頼のおける修理専門の業者に連絡して、現場調査に来てもらう必要があります。

業者に依頼する際には補助金適用の有無について確認した上で、適正な価格で見積もりを出してもらいましょう。雨漏り修理の実績が高い業者や創業年数の長い会社であれば心して依頼できます。


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