「自宅の給湯器がいきなり故障して、お湯が使えなくなった」「お風呂のお湯が出なくなった」とお困りの方も多いのではないでしょうか。
給湯器が故障する前には、壊れる前兆が見られるケースが多く、そのサインを見逃すことさえなければ、万が一の際にも慌てず落ち着いて対処することができます。
そこで、この記事では給湯器が壊れる前兆のサインを見極めるためのちょっとしたコツや、給湯器が故障した時に自分で最低限できる簡単なメンテナンスの方法や交換するタイミングについて解説します。
給湯器が壊れる前の前兆とは?見逃すな!
自宅の給湯器に次のような症状が発見された場合は、近いうちに給湯器が壊れるリスクがあります。給湯器が壊れてからメンテナンスや修理を依頼するのではなく、給湯器が故障する前の前兆のサインを見逃さないようにご注意下さい。
給湯器からの異音
「給湯器から変な音がするようになった」「いつもは静かなのに、給湯器の音が大きい」このような異変が感じられた場合は、給湯器が近々壊れるリスクが高いです。
普段と同じような音量や音質であればとくに気にする必要はありませんが、これまでは違い、聞き慣れないような異音が聞こえた場合は要注意です。
給湯器のパーツや配管などの箇所に何らかの問題が発生した可能性が考えられます。経年劣化による故障の可能性もありますので、給湯器の異音に気づいたら一刻も早く専門の業者に連絡して下さい。
いつもと異なる水温や不安定感
給湯器のお湯の温度を設定しても水温がいつもとは違う、水温が一定状態を維持できないなど、不安定感がみられる場合は、給湯器が故障した可能性が高いです。
給湯器に近づくと煙がもくもく出ている場合は、不完全燃焼が発生した可能性も考えられます。
万が一、給湯器に不完全燃焼の現象が見られる場合は、一酸化炭素中毒などの有毒な成分が発生した可能性が高いです。すぐに給湯器の使用を中止して、しばらくの間はその場から離れて下さい。
水漏れ
給湯器本体やその周辺から水漏れの現象が起こった場合は、経年劣化による腐食やパーツの不具合が生じた可能性が考えられます。
この他にも追い焚き機能が使えなくなった、異臭がする、給気口や排気口の周辺にさびや黒ずみなどの現象が見られる場合は、ガス漏れになった可能性が考えられます。
給湯器の急な不具合にも慌てずに済むように、ご自身で定期的に給湯器の状態について細かくチェックしてみて下さい。
自分でできる給湯器のメンテナンス
給湯器が急に故障することのないように、普段から定期的に専門の業者に点検作業やメンテナンスを依頼しておくことで、安全性を高めることができます。
ここでは自分で簡単にできる給湯器のメンテメンス方法について伝授します。
まずは普段から給湯器に異常な箇所がないかどうが、細かくセルフチェックしてみましょう。
普段とは違う音が聞こえるかどうか、ガスによる異臭がしていないか、給湯器本体や周辺から煙りが立ち込めていないか要チェックです。
給湯器の周辺に空気の循環が正常にできているかどうか、お湯の温度が安定しているかチェックしてみて下さい。
給湯器本体の汚れに気づいた時は、本体の表面上に付着した汚れやほこりをキレイに拭き取ります。自宅の給湯器に追い焚き機能が標準搭載されている場合は、浴槽内にある循環フィルターを定期的に掃除して汚れを落としきり、清潔さを維持しましょう。配管洗浄機能を活用して自動的に洗浄することも可能です。
給湯器本体に水が付着していると、さびやすくなります。水で濡らした雑巾やタオルで水気を拭き取ります。給湯器本体の汚れが目立っている場合は、洗剤を薄めて汚れを拭き取っておきましょう。
ただし、洗剤の洗浄力があまりにも強すぎると、給湯器本体に記載された文字が薄くなって見えづらくなることがありますのでご注意下さい。メンテナンスや清掃作業を自分で行う場合は、スポンジ・雑巾・タオルを使うのが一般的です。亀の子たわしを使うと、給湯器本体の素材が傷ついてダメージを与える可能性がありますのでご注意下さい。
浴槽の水抜き栓のフィルターは定期的に掃除を行い、水垢や髪の毛などの汚れを除去して詰まりを防ぎましょう。
給湯器本体や周辺機器のメンテナンスや清掃作業は週1回から10日に1回程度のペースで行い、不具合が出ていないか定期的にチェックしておくことをおすすめします。
給湯器は壊れてからじゃ遅い!交換のタイミング
給湯器が壊れてから修理を依頼するのでは遅いので、交換に適したタイミングをしっかり見極めておくことが重要です。給湯器を交換する時にはある程度の費用がかかりますので、事前に予算を確保しておくことも必要となってきます。
そこで、給湯器の交換に適したタイミングについて見ていきます。
給湯器の寿命を超えているか
自宅の給湯器の寿命の時期についてご存知でしょうか。まずは給湯器をいつ頃に購入したのか、確認しておいて下さい。
給湯器の機種・タイプ・設置状況によって寿命の時期にはそれぞれ違いがありますが、ほとんどのメーカーで10年から最長15年程度と言われています。給湯器メーカーで規定された標準使用期間は10年となっているので一般的で、この期間内であれば普通に使用していれば安全が確保された状態で使用可能となります。
ただし、給湯器の使用状況や設置場所の環境によっては、7年から8年の短期間で寿命になる事例もあります。
給湯器の寿命をあきらかに超えている場合は、専門の業者に連絡して交換してもらいましょう。寿命が来る前の時期でも、給湯器の使用状況になんらかの異変が見られる場合は業者に連絡してみて下さい。
壊れる前の前兆サインが出ているか
給湯器が壊れる前の前兆サインが出ている場合は、これ以上使い続けると品質の劣化によりさまざまな危険性をともないます。給湯器本体の水漏れやガス漏れ、異臭・異音、お湯の温度の不安定、本体のヒビや割れなど亀裂が生じた場合や、給湯器のパーツの故障などが発生した場合は、速やかに業者に連絡して修理や交換を依頼しましょう。
給湯器の交換は専門業者に依頼しよう!
給湯器本体の拭き掃除など、自分でできるメンテナンス方法もありますが、給湯器の修理や交換は自分で行うことはできません。
給湯器の交換工事や修理を行う際には、ガス機器設置スペシャリスト・液化石油ガス設備士・簡易内管施工士・特定ガス消費機器設置工事監督者・給水装置工事主任技術者などの資格を有する人のみが、給湯器の修理や交換工事に対応することが可能です。
必ず専門の業者に依頼して適切な措置をしてもらいましょう。
どこに頼む?給湯器交換が安い業者おすすめランキング!選び方を解説
まとめ
この記事では自宅の給湯器が壊れる前兆のサインを見極める方法と、自分で簡単にできる給湯器のメンテナンス法、交換に適したタイミングについて解説しました。
ある日突然、給湯器が急に壊れても慌てずに冷静に落ち着いて、信頼できる専門の業者にすぐに連絡してみて下さい。
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